表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖女召喚されたけどハロウィンの仮装をしてたので魔女と間違えられました  作者: 葉月秋子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/138

冒険者 32 エルフたち その3

32



 エルフたちは成人男性と女子供は別々に暮らしているんだそうな。


 二つのグループはつかず離れずの距離にあるけど、特別の行事以外は一緒に交わることはない。

 えー、それじゃ新婚さんのラブラブカップルはどうするの?

 って聞いたら、そんなことまで私が知るか、と熊さん隊長ににらまれた。


 碧ちゃんと翠ちゃんは、両方のお母さんと一緒に森で暮らしていたんだけれど、悪い人間に見つかってしまい、お母さんたちを殺されて、攫われてしまったのだ、と。

 二人とも、大人はお母さんたちしか知らないで育った。

 つまり。


「エルフの男性も、人間の騎士も、同じくらいに見知らぬ大人。

 男性は皆、異質でこわいんだと?」


 そしてエルフの男たちは、子供の扱い方を知らない。


「だから懐いている魔女殿が来てくれないと、二人の世話が出来ないというのだ」

 

『子供を取り戻すためではなく、復讐のために追って来たのか』

 帽子がぼそりとささやいた。


「我々が敵でないことは納得した。

 だが彼らは、犯人の引き渡しと魔女殿の同行を強硬に主張しているのだ。

 我らはカラハンの人間。他国でエルフと事を構えるわけにはいかぬ」


 熊さん隊長はぎろりと私をにらむ。


「行くか拒むかはそなたの自由だ。

 だが、我等の保護を求めるならば」


 うう、なんか眼の圧力が怖い・・・。


「そなたが何者なのか、説明してもらおう」


 そうだよねぇ・・・。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ