思考少女は床の上 “失敗”
失敗を恐れない人がいるだろうか? 恐れはするがそれをよしとし、次の糧てする人はいるだろう。しかし私はとても怖い。失敗というのは結果を求められている状況下における、一つの結末だ。つまり求められている上で失敗する、これは信用問題に関わっているのではないだろうか? 信用というのは積み上げるのは簡単だけれども、崩れるときはいとも簡単に崩れる。信用をなくした人間はどうなるのだろう。考えるのも恐ろしい。
失敗は仕事だけではなく、人間関係でもあり得る。どちらかといえば人間関係の方が難しい。人間関係では琴線が存在する。それは一回の失敗で、その人との全てが崩壊してしまう程だ。それはとてつもなく怖いことだ。
私は人との関わりを薄く保つようにしてきた。いつからだろうな。でもやっぱり人が恋しい。希薄な関係ほど辛いものはない。けれども密な関係を築くことは、失敗の威力は増し、失敗の可能性は高くなる。いつから人との関わりを薄く保つようにしてきたのだろう。
おそらく私は自分のために失敗を恐れている。自分の存在が否定されないように、自分が存在するために。でも人との関わりを捨てることはできなくて。結局なにも結論はでなかった。明日目が覚めてから、そんな急には望まないけれど、いつか結末をつけなければ。でも今はおやすみ。