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再誕
真っ白な空間からまたもや一変して、現代社会に戻る。
にぎやかな人間たちの会話、小鳥たちの声、車の走行音等、まさに今生きる私たちの現代と同じ風景だ。
「おぎゃあああ!」
病院の入院室に風景が入る。
そこでは生まれたばかりの赤ん坊が泣きわめく中、見守っている父親のほうの笑顔と喜びに満ち溢れていた。
「…よかった!無事出産出来て…!」
母親のほうも安心したかのようにほっとベットに横たわっている。その横では赤ん坊は眠りについていた。
「元気そうでよかった…」
「男の子か!名前はどうする?」
「そうね、まだ決まってないし…」
「そうだな…じゃあ名前はー」