父と娘の亡国RTA
だいたい王が悪い。
「あ、」
わたくしは落ちていた。
王宮5階のバルコニーから、背中を下にして。どうしよう、騎士団長様みたいな体術の達人でもないから、空中で振り向いて着地なんてできないわ。
抵抗もできずそのまま墜落し――突き飛ばした犯人が見えたのは不幸中の幸いかしら。この国では王族しか纏えない至高の紫に、金の髪。
なるほどね、そうでしょうね、許さないわ、死ぬがいい。そう思いながら、わたくしの意識は闇に沈んだ。
最期に知覚したのは、灼けつくように熱い左目だった。
***
「いたた……」
全身の重苦しさに耐えかねて思わず声が出る。刺繍で徹夜したあと寝すぎて逆に関節が気怠いときの感覚――待って?
「あら、わたくし、死んだのではなかったかしら?」
「そうだよ。おそらくお前は死んだのだ」
「ひゃあっ!?」
独り言のつもりだったのに、返事があった。人に聞かれていた恥ずかしさで思わず毛布を頭から被ると「そんな隠れ方をしても、こちらからは見えているから意味はないぞ」とごもっともな指摘とともに毛布を引っ剥がされた。
寒いので返してくださいまし、と言いかけて気づく。目の前にいたのは、記憶にあるより少し若いお父様だ。あらでも、思ったより大きい?
最近は度重なるご苦労のためか白髪交じりになっていたのに、まだなみなみと美しい銀の髪だわ。
そして、その後ろに控える銀の髪の侍女たち。あら、誰も彼も少し若いわ。わたくしが5つの頃に異動した乳母まで居るではないの。何故?
「お父様……?」
「そうだよオリアーナ、お前のお父様だ。そしておそらく、お前にとっては『2度目』のね」
「は、え……? どういう……」
混乱するわたくしを前に、お父様がベッドサイドの椅子に座る。そっと私を抱き寄せて、頭を撫でてくれた。あら、わたくし、もう18歳ですのに。
「かなり辛い思いをしたんだろう。おそらく起き抜けに言った通り、お前は一度死んだんだ。そこで我がクロノス家に伝わる秘術が発動して、時を遡った。発動させると、片方の目が赤くなるのだよ」
そう言って、侍女に持たせた手鏡を見せてくれた。
なるほど、鏡の中のわたくしは3歳ほどの姿で、左目が赤、右目が青だった。
「クロノス本家の子は左右ともに青の瞳だ。だがお前は、生まれた時から左目が赤かった。それはつまり、秘術を発動して『生まれた瞬間まで遡った』ことに他ならない。今は、それから3年経つな」
……あぁ。
だからさっき、わたくしの「死んだのではなかったかしら?」に頷いたのね。
人生丸ごと無かったことにしたいほどの出来事なら、きっと命に関わることだろう、という推測も成り立つでしょうし。
「それほどの事が起きたからには『それだけの時を遡らねば解決できない事が起きた』とも考えるべきだ。だから私と妻で、お前が生まれてから今まで、お前に関するあらゆる決定を先延ばしにしてある」
「まぁ、素敵。お父様もお母様も、すごいわ」
「なにしろお前から事情を聴き取ろうにも、言葉を話せるようになり、お前が全てを思い出すまでは手の打ちようが無かったのでな」
「うふふ、それもそうね」
さすが侯爵夫妻、頭が回る。
そうだ、わたくしが死んだ原因は、前の人生――『前回』で言うところの、0歳の時にあるのだから。今回はそれを避けられた、ということかしら。
「死ぬ前のお前に何があったか、ゆっくりでいい、聞かせてくれるね?」
「えぇ。色々あるけれど、まず大事なことから。わたくし、王家の方に殺されましたの。王宮の、5階のバルコニーから突き落とされて」
「ふむ。状況は? お前を殺したのは誰かな?」
「状況は……直前まで、婚約者だった第二王子殿下とグラスを片手に話していて。先に殿下が部屋にお戻りになって。わたくしもグラスを空けたら戻りますわ、と返事をしました。もう少しだけ月を眺めていようとして……」
そうだ、それでバルコニーで独りになって。
一度閉じた扉が開いた音がして、振り向こうと思ったら、両手で突き飛ばされて。
「わたくしを突き飛ばしたのは、紫の服に金の髪。だから王族なのは間違いないのですけど……」
「第二王子殿下は、側妃殿下譲りの黒髪だから違うな。第一王子殿下は、正妃殿下によく似た金の髪でいらっしゃる」
「まぁ、やはりそうでしたのね」
「そして正妃殿下にも側妃殿下にも、そして王太后様にも、紫の服は許されない。婚姻して王家には入ったが、王族ではないからな。そして陛下ご本人は、淡い茶色の髪だ」
「となると、やはり犯人は第一王子殿下ですわね」
状況証拠を並べただけに過ぎないけれど、目撃した内容から、それしかあり得ない。何より彼には、動機がある。
「第一王子殿下の動機は?」
「端的に言えば、王太子になりたかったのではと」
「ふむ、詳しく話せるか」
「えぇ。王妃殿下はフラン王国の第一王女でいらしたでしょう? 7年後にフランの西隣パニャーン帝国との戦争が終わり、わが国を共通の敵とする条件で停戦協定を結ぶのです」
「何?」
お父様が椅子を鳴らして立ち上がりかけた。外務大臣を務める立場では、聞き流せる話ではないでしょうね。
確か『前回』は、そのあたりの事で苦労なさって、まだ30代なのにかなり白髪が交じっていらしたもの。
「確かその2年ほど前……つまり今から5年ほど後ですか。フランの東隣のまた東にあるノーコアラ大公国と、パニャーンが結婚で結びつきまして。フランは両側を挟まれたので仕方なく」
「……5年後の話なら、既に水面下の動きがあるかも知れんな。後で調べておこう。それで、動機の話に戻そうか」
ぐったりしてらっしゃるけど、お父様にとっては未来の外交情報だものね。これから色々頑張っていらしてね。
「それにより、国内が反フラン傾向になりまして。結果的に、フラン王女であった王妃殿下のお立場が悪くなりました」
「そうだろうなぁ……で、王妃腹の第一王子殿下は立太子できず、と?」
ご明察。さすがお父様。
「理由はそれだけではないのですけれどね。さらに第二王子殿下には、わが侯爵家の後ろ盾がありました。『前回』ですと、わたくしは生まれてすぐ第二王子殿下の婚約者に決まっていましたから」
「……そこか。だから生まれた時点からのやり直しが必要だったのか!」
第一王子殿下(推定)がわたくしを殺した理由は、わたくしが第二王子殿下の婚約者で、侯爵家が後ろ盾になっていたから。
なのでわたくしが殺されないためには、生まれた時点での婚約を差し止めるしかない。だとして新生児のわたくしが何かできるわけもないのだけど。
もっともあの情勢で、フラン系の血筋である第一王子殿下が、我が国グローリアの王位に就くことはまずない。
フランがパニャーン帝国に併合されても、形だけフラン王家を残しておけば、フラン王家の血筋を辿って「フラン王家はパニャーン帝家の家臣! つまりフラン王家の血を引く王を戴くグローリア王国もパニャーンの属国!」とか言い出す可能性があるんですもの。
その点、側妃殿下は由緒正しい我が国の伯爵家の娘ですから安心ですのよ。
それに気づかず、人を殺して婚約解消だなんて、王族にあるまじき短絡的な……と、そこまで考えて気づく。
「ところでお父様? わたくしについて全ての決定を先延ばしにしてあるとのことでしたが、一体どうやって?」
「うむ、実はお前が生まれて、女児だと判明した時点で、王家から婚約について内々の打診はあったのだが」
でしょうね。そこまでは『前回』と同じ。
「しかしクロノス本家が代々青の双瞳なのは周知のこと。しかし片方が赤い瞳であったことを利用して『呪われた娘かもしれない』とこちらも内々に知らせた所、王家が引き気味になってな」
あらまぁ腰抜け。
「こちらから断ることはできぬ以上、王家からの打診の取り消し待ちだ。そのため、正式には保留の扱いになる」
「でしたら早めに取り消してもらいましょう! えぇ、呪いは本当であったとでも言って! 顔に大きなアザの化粧でもしましょうか?」
「落ち着きなさい。王家が軽々に秘密を触れ回るとも思わないが、どこにでも粗忽者はいる。万が一にも呪いや顔にアザがあるなどと噂が立っては、オリアーナが婚約を探すときに困るだろう」
「結婚なんてしなくても、小領主として働きますわ?」
わが家にはセオドアお兄様がいるから、わたくしが家を継いで婿取りする必要はない。
保留している従属爵位もあるから、男爵なり子爵なりを貰って、女領主として家のために働けばいい。子に継がせず、あくまで小領地の代官として働くのだから、結婚する必要すらない。
「3歳の口から出るには異様な知恵の回りようだ……」
「それはまぁ、中身は18歳ですから」
「そうなんだがな。……仕方ない、その中身では同年代との結婚も難しいのは確かだ。『次期侯爵の手伝いをして領地経営を学び、実践のため従属爵位を貰って領主を志した優秀な侯爵令嬢』という筋書きで行くぞ。励みなさい」
「話のわかるお父様大好き!」
「その代わり、お前の結婚式のためのレースを編んでいる女工たちにしっかり詫びなさい」
……そういえば、そういう人たちもいましたわ。
結婚式用のドレスなんて1年や2年で出来上がるのものではないから、高位貴族に娘が生まれたら、生まれた日から用意するものだという。
それぞれの家に特有のレース模様が幾つかあるので、それを無数に編ませる。高位職能女工として、衣類系では憧れの職人だと王宮で聞いたことがある。
「オリアーナが結婚しないなら、彼女たちの仕事を奪うことになるのだからね。領地として絹の産地を与えるから、彼女たちを上手く使いなさい」
「はぁい、お父様」
それはそうとして。
「ところでお父様、悪い報告がひとつあるのですが」
「これ以上か?」
「えぇ。わたくしが殿下の婚約を断った場合、殿下たちの同世代に、身分的に相応しいご令嬢が2人しか残りませんよね?」
「そうだな。ウラノス辺境伯家の令嬢と……血は近いが、オケアノス公爵令嬢だな」
そう。『前回』もそうだった。
1歳違いで生まれた殿下たちの、ご側近になれる男児は多く生まれたものの、どうにも王子妃候補が少なくて。
ウラノス辺境伯家は、わが家同様、秘術持ち。
『肉体良化』の力を使って、何歳になっても自分の最盛期の肉体を維持し、戦い続けられる武門の極み。
その貢献は王国北方の安全を盤石にしてきた。グローリア王家としては、最も気を遣わなければならない一族。
……秘術は本来秘せられるからこその秘術なのだけど、この家だけは誰から見てもあまりに分かりやすいから、隠しようがないのよね。
オケアノス公爵家は、現王弟が臣籍降下を決め、王領の西側半分を貰って新設した家。
臣籍に降る際、王宮の奥で秘術を授かるのだと言う。その力を以て永く佳く王家に仕えなさい、ということね。
秘術の内容は当然分からない――はずだけど、『前回』の私はご令嬢と仲が良かったので、貴婦人教育中に教えてもらった。『浄水精製』だ。靴擦れした足をよく洗ってくれた、優しい方。
――あぁ、それなのに。
「今から10年後、ウラノス辺境伯が王家のなさりように怒って反旗を翻し、辺境伯領を引き連れて独立します」
「何だと!?」
「しかも南側のフランと同盟します。北のウラノス領と南のフランが手を結ぶため、グローリア王国は挟まれてしまうのです」
「何という……いや、何をして怒らせたんだ王家は」
そこ気になりますわよね。もっともですわ。
「今から2年後、王命で第一王子殿下の婚約者に、ウラノス辺境伯令嬢を宛てがうのです。国外の王家との縁続きですから、家の選定が難しく、第二王子殿下より遅れたのですけど。幼少から癇の強い所もございまして……」
「まさか、婚約者に手を上げたりなどは」
「上げたのですが、辺境伯は武門の家でしょう? 婚約者の方が強くて」
「ブフッ」
「何度攻撃してもヒョイとかわされ、到底敵いませんでしたの。それに怒って、人前で婚約破棄を叫びまして。それが今から10年後の大事件ですわ」
「女性に、力で負けた、上に、恥の上塗り、とは……」
肩が震えすぎですわ。
当時目撃していたわたくしも、頬の内側を噛んで耐えましたけれども。笑いに弱いのは血筋ですわね。
「王太子選定前とは言え、王族の言葉は重いですから。陛下も諦めて婚約を白紙になさいましたが、それが『王家有責の破棄ならともかく、白紙とは何事か!』とウラノス家の反乱を招きました」
「それは……仕方ないな。私でもそうする」
ですわよね。
白紙ということは双方に非があったということ。
王家は、殴られそうになって避けたのを非だと言う。
最早、娘がというより、家が見下されておりますわ。
「それで……オケアノス公爵令嬢の方はどうなのだ? 流れから行くと、代わりの婚約者として立てられそうなものだが」
「はい、その通りです。ただし、婚約白紙からすぐに再婚約しては評判も芳しくないですから、1年措くことになりました」
「……その間に何か起きたのか」
「ご明察ですわ。『アレに嫁ぐのは本当にイヤ』と書き置きを残して、修道女になってしまわれたのです」
「あぁ〜……北と南を敵国に挟まれた上で、教会の力まで失うわけには行かないから、取り戻せないわけだな……賢いな、ご令嬢も」
「と、思うではないですか?」
「待て、まさか」
世の中、大抵は悪い方に転がりますのよ。
「よほど顔がお好みだったのでしょう。ご令嬢の入った教会を突き止めて、第一王子殿下が聖堂でご令嬢を略取。そのまま聖堂で修道服を剥ぎ取ろうとしたそうです」
「神の娘となった方に、惨いことを」
「ご令嬢しか目に入っていなかったのか、幸いにしてすぐ傍にいた司祭様が駆け付けて打ち据えたので、未遂で済んだそうですが。ショックを受けたご令嬢が、秘術の『浄水精製』を暴走させてしまいまして、教会は3日ほど水浸しだったそうですわ」
「なんと痛ましい……教会に物理的な被害まで出したのだ、王家と教会の決裂は不可避だろうな」
「えぇ」
わたくしが時の秘術を行使して変えられた運命は、今のところ私のものだけ。でも、この情報があれば、あの2人も救えるのではないかしら。
そんな願いを込めてお父様を見上げると「仕方ないな」とため息ひとつ。
「状況を整理しよう。オリアーナは、第二王子殿下の婚約者にならない。つまり第二王子殿下の婚約者は空きのまま」
「はい」
「2年後、第一王子殿下とウラノス辺境伯令嬢が婚約する。多分それに続いて、第二王子殿下もオケアノス公爵令嬢と婚約するしかない」
だと思います。
「5年後、パニャーン帝国と、ノーコアラ大公国が、結婚外交で結びつく」
「えぇ」
「7年後、パニャーンとフランの戦争が終わり、両国がわが国に敵対的になる。わが国は反フラン傾向になり、王妃の立場が揺らぐ」
多分その流れは止められない。
「10年後、おそらく第一王子殿下は、弟の婚約者の顔が好みだからと手を出すか、自分の婚約者に打ち負けて婚約破棄を叫ぶかする」
「どちらかの惨事は確実に起きるでしょうね」
両方起きる可能性が高いですが。
「婚約破棄の場合、ウラノス辺境伯領が独立する。オケアノス公爵令嬢が手を出された場合、第二王子殿下と結婚もできず、かと言って第一王子殿下に嫁ぐくらいなら修道女になるかもしれない」
「ありえる話です」
「そこを取り返しにいけば、王家と教会も決裂する。……王太子決定がこの後か?」
「翌年ですわね。今から11年後。反フランの時流でなくとも、第一王子殿下のやらかしがあれば、第二王子殿下に決まるのは既定路線でしょう」
「だろうな」
そして、わが家の一番の問題は。
「そこで第一王子殿下をやっと廃したとして、立太子された第二王子殿下の妃になれるのは、オリアーナしかいない。呪いに怯えるなりして内々に一度断ったとしても、侯爵家の娘を無視して伯爵家から正妃を迎えられるわけもない」
「ですわね」
「そうなれば、軽率に『白紙』などを持ち出す粗忽な王が、軽々に呪いの話や、下手するとわが家の秘術すら明かすかも知れん。そうなればどのみち、わが家も離反することになるだろうな」
頭を抱えたお父様が、十秒ほどで顔を上げる。
「よし、こんな泥舟に乗っていられるか! 真っ先に我が家が独立しようと思う! 幸い我が家は南東の領地だ、暖かい海流の海に面している! 気候は温暖だし、ダーン王国やネザル連邦との交易もある、輸出品目も強い! 武力のウラノスと、水が作れそうなオケアノスがいるなら、武装長期航海も多分どうにかなる!」
「そう来ると思いましたわ! さすがお父様ですわ!」
そうと決まったら、ウラノス北方辺境伯とオケアノス公爵に連絡を取って、3家合同でグローリア王家を出し抜きましょう。可哀想な婚約者が生まれる前に、密かに、けれど早く確実に、事を纏めなくてはね。
感覚的にはダメ王家からの亡命だけれど、西の公爵家と南東の侯爵家と北の辺境伯家が領地ごと持っていくので、どちらかと言えば亡国ですわね。
おそらく最短で国が滅ぶ姿をお目にかけますわ。
どうせ民なんて税金の額と自分たちの安全しか気にしてなくて、誰に税金を納めているかなんて関係ありませんもの。少々国名が変わることくらい問題ありませんわ。
うふふ、やってやりますわよ!
「そうと決まれば、まずは私が新国の王だが、セオドアが次期国王だな。オリアーナも次期王妹となれば、男爵や子爵で代官ごっことは言っていられないからな。女公爵となる予定で、より良く民を導けるように励みなさい」
「……あら? 急に責任が重くなりましたわ?」
そっか、独立するってそういうことですのね?
なんならウラノス辺境伯令嬢も、独立後は王太女候補とか言ってましたわ? 国境南端の戦線で活躍して、弟さんと王太子の地位を競うのだとか。勇ましいわ。
「できれば国内が反フランに傾く7年後までには独立してしまいたい。お前には見た目10歳で苦労をかけるが、その頃には中身は25歳だからな、頑張りなさい。見た目も中身も15歳のセオドアを支えてあげる気持ちでな」
「それもそうですわね、お兄様の方が大変だわ。わたくし、頑張ります!」
ウラノス家の『肉体良化』と、オケアノス家の『浄水精製』と、クロノス家の『時間遡行』。
3つの秘術持ちがあれば、大抵のことはどうにかなるのではなくて?
後ろに控える銀髪の侍女たちは、庶流から集められた「本家帰り」です。本家と同じ銀髪青目、つまり秘術持ち。
いざとなればクロノス家のために力を使う代わりに、侍女としていい生活を保証される一蓮托生。
これから独立までに、何度となく都合の悪いことが起きるとしても、彼女たちが目を賭けて頑張ってくれます。




