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14話 祭りの後っつうのは物悲しく名残惜しいが後の祭りっつうのは味わいたくねぇもんだよな1 ✳性描写あり

ここから何話か性描写がつづきますのでご注意下さい

祭り囃子の様な喧噪が変わらないはずの日常を染め上げていく…


そんなBGMを背に、三日月と滴は特別棟の中を目的の場所に向けて歩いている。


「ミカ先輩、派手にやりましたね?」


「んっ?まぁそうだな…」


「そもそもは、俺個人の私怨にゃあなるが、一層の事全て巻き込んで、同じ事ができるだけ繰り返されないようにしとくのも有りかと思ってな」


「それによ、泣き寝入りしている奴、勇気がなくて仕返しのできない奴だってよ、少ないかも知れねぇがいるはずだろ?」


「舞台を整えて背中を少し押すだけでも、本人達の何か変わるきっかけになるかも知れねぇしな。」


「後は本人の選択だ。自由にすりゃあいい。俺は、落とし前を付けずに関わらないって決めた奴がいてもそいつの事、心の強いスゲェ奴なんだって尊敬してるしな」


「そう考えると俺はまだまだ未熟なのかもな」


三日月のそんな話しを横で聴きながら滴は


「ミカ先輩はミカ先輩の正しいと思った事をすればいいんです」


「周囲のみなさんも、ミカさんが道を踏み外す事をしようとしているなら、叱って止めるはずです…みなさん信じているからこそこうして集まり協力してくれてるんです」


「自信を持って下さいミカ先輩!」


「ありがとな滴…」


「はい。ミカ先輩到着みたいですよ」


「あぁそうみたいだ」


二人は、光と百華の居る部屋の扉の前に立ちドアノブをガチャリと卸扉を押し開けた…


部屋に一歩踏み込むと、鼻を卑猥な香りが遅い二人は顔を顰めた。


目の前の光景は、本当に高校生がする事なのかと思う程に卑猥で堕落と言う言葉がピッタリなものであった…


床やソファーの上、壁際や窓際…そこらかしこから肉と肉がぶつかり合う音、湿り気のある水音が鳴り響き、それを上回る程の女達の嬌声…


奥に進むほど鼻を突く卑猥な臭いとそこに混じり込む香の様な匂い…


そんな中でも、一際大きいベットの上で百華を含め数人の女を侍らせ楽しむ光の姿を見つけた…


周りの奴等は二人が居る事も気にせず自分たちの快楽を貪り続けている。



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