どうぞよろしく。 父の背中。 作者: caem 掲載日:2022/08/30 一心に背負っていたからかな しゃんと伸びてた気がした そのときなんて来ることをしらずに チューブを身に付けて じっさい珍しいことではなかったのだ 喉頭ガンというのは こうなるともう ただ必死に足掻いているだけ それだけだ 息子が見ている 姪っ子が泣いている 相方は忙しそうだった あれから何年かしてから 大抵いつも鳴らす鐘の音は 小さくなってきた蝋燭に 継ぎ足してきたヒサカキと花 仏壇に手のひらを合わしてから お線香がなくなるまでに