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虚無戦史  作者: MIROKU
守護者(ガーディアン)編
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海母神様のゆううつ!の巻!

 種の進化は、その種が危機に瀕した際に起こる。


 今現在、この惑星を覆う危機の中で、人類はいずれの方向に向かおうとしているのか。


 病魔、真実と嘘、ネットという心の牢獄――


 その闇夜の荒波に似た世界で、人生の産声を上げるのは誰か――


「うーん……」


 海母神うみぼしん様は世界を――


 人類の集合意識世界を見回した。


 海母神様は今年、人類を見守る役に就いたが、その役目もそろそろ終わる。


 また彼女の側には精悍な男性二人が――


 忍者であるシンと、吸血鬼ハンターのランバーの二人がついていた。


 彼らの魂は死した後に海母神様によって庇護され、彼女の側つきとして戦っていた。


「来年は『面白い仲間』……」


 海母神様は見出だした。


 聖母様によって選ばれた戦乙女プリピュアは、今年は南国的トロピカルだった。


 来年は「楽しい仲間(※間違ってるかもしれません)」……


 人類の未来は仲間と手を取り合ってこそ産まれるという事だろうか。


「やってみなけりゃわかんねえよ」


 シンは、ぶっきらぼうに言った。彼は忍者として「魔王」と呼ばれた人物を討った男だ。


「仲間か……」


 ランバーはつぶやいた。彼は吸血鬼ハンターとして、歴史の闇の中で孤独な戦いを続けた。彼を癒してくれたのは、無数の女性だった。


「今年も終わりそうね……」


 海母神様は肩が凝って仕方ない。


 命を産み出す海の化身として、世の女性に試練を与えた海母神様。


 果たして答えは出たのか?


 それは人間には知る由もない。

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