わがまま
歩ける距離は限られていて
だから世界は存外小さくて
君の顔が夕空にうつって
やっぱり会いたいって
切に思った
今でも
辛くて悲しくなった時に
君の笑顔を空に浮かべてしまう
それで落ち着く私がいて
それで泣きたい私もいる
お互いのために
さよならといったのは
半分私のためなのに
それでも傷ついてしまうんだ
君は今も笑っているのかな
地上にも秋の風
短くした髪が靡いた
もう日付はとっくに過ぎたのに
胸の中で私が叫んだ
髪をかきむしって
さんざんに泣きながら
そうした後でも私は懲りず
空を仰いで
君を描いた
歩ける距離は限られていて
だから世界は案外広くて
君のもとへ行きたくなっても
そうでなくても
もう会えなくて
たまらない気持ちに陥って
暗闇の中で落ち着いて
私は一人が好きだったのに
君が私を変えたんだ
私は君を変えてしまったのかな
でもそんな君とはもう会えなくて
夕空に浮かべる君は
ずっとあの日の笑顔のままだ
ずっとあの日の私のままだ
ずっと私はあの日のままだ
ずっと君は私の