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アムル学園へ入学

 途中、学園近くにある宿屋に行って荷物を置いた。


 宿屋は銀貨五枚でそこそこの値段がした。


 明日からの三年間、寮生活で基本は学園の中で生活させられる。


 なので今日の夜は外食をしようと思いリッチなお店の中に入った。


 そこで人生で食べたことない高価な肉のステーキにマッシュドポテトにパンとカボチャのスープだ。


 美味しくいただいたが、肉だけ高価だったからだろう変な味がした。


 確かにステーキで金貨一枚だからだ。


(俺は貧乏舌だっただけだ)とお店を出て宿屋に向かうときそう思った。


 宿屋に着くと明日の制服などをハンガーにかけたり、シャワーを浴びて歯を磨いて寝る用意をした。


 明日の入学式に遅刻しないように眠りについた。


 ーーーーー


 綺麗な桜の木が新入生をお出迎えしていた。


 他の新入生も緊張や楽しみかはたまた違う様々な感情を持って人々が歩いて行く。


 その様子を見ていた俺は特に何も思わずに学園の敷地と入っていった。


 俺たちは教師陣たちの案内で掲示板に貼ってあるクラス分けを見た。


 するとそこには衝撃なクラス名が五つに分かれていた。


 王族・貴族クラス、魔道学者クラス、平民クラスとあって最後に底辺クラスだ。


 そして俺は底辺クラスに配属されていた。


 明らかに悪意あるクラス分けなのは新入生も皆思っただろう。ただ底辺クラスに配属されていない者とされた者では明らかに表情が違っていたし、さっきまで仲よさそうに友達になろうなと肩組んでいたグループも一人が底辺クラスに配属されると馬鹿にしていた。ただそれは序章に過ぎなかった。


 体育館に集まるとクラスごとに別れて整列して並んで待っていると見た目は中年の男性が演台の前で挨拶をした。


「ようこそ!私は理事長ノアだ。今日という日を迎えたことに感謝している。君たちは選ばれたアムル学園の生徒だ。ただ皆も知っての通り身分でクラス分けがされる。貴族と平民が同じクラスなのは国の取り決めによって出来ないのだ。ただし例外もある。底辺クラスに振り分けられた者たちは身分に関係なく落ちこぼれだ!」と声を大にして言っていた。


 その瞬間俺の後ろの方で暴れてる奴がいた。見た感じ男性のようだが耳の形からして人外だ。その行動を止めるために教師陣は急いで気絶させて彼をどこかに運んでいった。


「ハプニングがありましたが続きます」と何事もなかったかのように話し始めた。


「底辺クラスに配属された者は残念だが差別の対象になるので、三年間の学園生活を底辺らしく過ごすことをおすすめする以上!」と言い終えると拍手が響いた。理事長ノアは演台から離れた。


「続いては新入生代表挨拶です」と司会者が言った。


 演台の前には金髪碧眼のイケメン男が挨拶しようとしていた。


「今日という日を僕たち新入生は楽しみに待っていました。これから三年間、様々な出来事があるかも知れません。それでもクラスメイトと協力して困難に立ち向かっていこうと思います。先生方や先輩たちには迷惑をかけてしまうかもしれませんが温かく見守ってくれると嬉しいです。以上で新入生代表挨拶を終わります。代表レオン・スクロフト」と挨拶を終えると拍手が体育館中に響いた。


 途中、中断されるというハプニングもあったが入学式の全てを終えることができた。








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