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機械化

作者: monmon
掲載日:2023/01/23

近年、自動化の波が押し寄せている。



コンビニ店員「え、俺クビっすか!?」

コンビニ店員「冗談、きついっすよ!」


店長「人件費削減。ロボットの方が君よりいい仕事してくれるよ。」

コンビニ店員「そんな、、ひどいっすよ!」


オーナー「あ、店長くん、君もクビね」


コンビニ店員「...」

店長「...」



自動化の波は、

とうとう彼の職場までのみこんでしまった。


いまは何でも機械がやってくれる時代


自分には関係ないと、

どこか他人事だった彼だったが...


オーナーの顔をまじまじと見て、

冗談ではないことを悟った。



コンビニ店員「店長...今までお世話になりました」

店長「うん、、ちょっと笑えないね」



おもしろおかしくコンビニ店員は言う。

だが、店長の笑みは引きつっていた。



***



哀愁漂う店長の背中に別れを告げた彼は

久しく、河川敷沿いをゆったりと歩いていた


(

職は探せばある...

って、この歳でフリーターやってた俺に出来る仕事あるのか?

まあ、帰ったら求人票で探してみるかー。

)


道行く風景には、探せば

いくらでも機械化されたものが見つかる


道沿いに埋められた電柱

遠目に見える家の玄関

荷物を抱えて空を飛ぶドローン

...

しまいにゃ、ペットまでもが機械で代用されている


(

そのうち、彼女とかも機械化されたりして、

オーダーメイドでムフフで理想の彼女とか!

あったりしてな

)



そんな想像を膨らませながら、

彼は、夕日が落ちるまで歩き続けた




――――――





男「昔ね、オーダーメイド彼女ってあったでしょう?」

男「私はね、その世代だったんですよ。いや、その時のワクワクといったらね...」


なんとなくだが、彼の高揚感が伝わってくる

新しい話相手ができて、嬉しいのだろうか


体が合ったならば、

すごい身振り手振りで

鼻息の荒い男が目の前にいたに違いない


これからの、とても長い時間に

途方もない不安を感じていたが

彼のメンタルをみるに、そう不安になることもないのかもしれない――

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