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螺旋の輪廻  作者: 才
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-03

我輩はどわーふである。

今は名は無い。


嘗ては■■■■と名乗った事はあったが、もうかれこれ数十年前の話だ。


しかし、腹が減った。


此処は見渡す限り砂漠が広がり、生命の息吹をまるで感じない死の世界だ。

まともな砂漠ならば少ないながらも生物が居て然るべきだが、此処には仙人掌すら生えていない。

此処も嘗ては緑溢れる美しい地であった。今や見る陰もない。

此処がこのような姿になったのは凡そ百年前のえるふ共が使った『あーすくえいく』という魔法によるものだと聞く。

昔は『やぽん』と呼ばれた島国は、えるふ共の手によって死の国へと変貌してしまったのである。


そして、我輩の種族はこの死の国にて変質してしまった種であり、名を死国小人《ねざーあいらんどどわーふ》と言う。


腹が減った。…今なら嘗て苦手だったあの橙色の食物…ニンゲンですら喜んで貪るだろう。

もう固形燃料と呼ばれる緑色のペレットは食べたくない。


はぁ…ニンゲン…


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