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我輩はどわーふである。
今は名は無い。
嘗ては■■■■と名乗った事はあったが、もうかれこれ数十年前の話だ。
しかし、腹が減った。
此処は見渡す限り砂漠が広がり、生命の息吹をまるで感じない死の世界だ。
まともな砂漠ならば少ないながらも生物が居て然るべきだが、此処には仙人掌すら生えていない。
此処も嘗ては緑溢れる美しい地であった。今や見る陰もない。
此処がこのような姿になったのは凡そ百年前のえるふ共が使った『あーすくえいく』という魔法によるものだと聞く。
昔は『やぽん』と呼ばれた島国は、えるふ共の手によって死の国へと変貌してしまったのである。
そして、我輩の種族はこの死の国にて変質してしまった種であり、名を死国小人と言う。
腹が減った。…今なら嘗て苦手だったあの橙色の食物…ニンゲンですら喜んで貪るだろう。
もう固形燃料と呼ばれる緑色のペレットは食べたくない。
はぁ…ニンゲン…




