嵐の夜
春の嵐が吹くから今日はお家へお帰り
答えはきっと手の届かない場所
君の見方は誰一人いない
君は世界に一人だけ、僕と同じ
だけど君がもしその気なら探してみて
僕には見えない何かが見えるかも
この世には君を騙す悪魔が溢れている
もしかしたら僕もその一人か
嵐に立ち向かうなら僕の所に寄って
止めはしない、ただ
雨具ぐらいは用意できるから
春の嵐に怯えて僕は部屋に籠もった
答えは風の中だと諦めた
君の見方は大方正しい
僕の世界は一人だけ、臆病者ってこと
どう どう どう どう
風が鳴る夜
「好奇心と恐怖心があればそれでいい」
君の言葉をふと思い出す
肌寒い夜にはコーヒー淹れて
僕は世界に一人だけ、君と同じ
嵐の夜が更けていく