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ジュンヤ・イン・ワンダーランド

日常編のような物です。

今までのやつよりもコメディ色強めにしました。

果たしてこれがコメディかといわれると微妙だけど・・・。

とりあえずお楽しみください!

数日後、約束していた“ワンダーランド”との共同クエストの日。

朝には全員集まっていた。

紳士的な少年が、挨拶とともに、今回のターゲットを発表する。

「おはようございます。早速ですが、本日のターゲットはコボルト20体です」

「え~。20体も~。めんどくさ~い」

不満を漏らすのは、どことなく猫っぽい少女、チェシャ。こう見えても僧侶である。

「まあ、本日は心強い助っ人が来ているので、心配しなくてもいいと思いますよ」

「あ~。そこの、地味な人ね~。ジュンヤ、だっけ~。よろしく~」

「うん、まぁ、よろしく」

地味って言われた・・・。う~ん・・・・・まあいいか。

「ところでアリス。キミは緊張でもしているのですか?顔が真っ赤ですけど。まだ一言もしゃべっていませんし」

ラビの言葉にビクッとするアリス。

「え、そんなことは・・・あ、きっと普段とは違うメンバーだから緊張しているんだよ。うん、きっとそう」

「それもそうですね。普段と違うメンバーだと緊張しますよね。正直言って私も少し緊張しています」

アリスは自分に言い聞かせていた気がするのは気のせいだろうか。

「じゃあ、とりあえず、行きましょう」

ラビの声にあわせ、身支度をする俺たち。

そして、俺たちはクエストに旅立った。



ちょっとずつ虫が増えてきた、北の森。

そこを歩いて30分。以前キンコツゴブリンがたむろしていた空き地を通り過ぎ、さらに北へ行く。

さらにしばらく歩いていくと、いつしか山に入っていた。

「さて、もうすぐですよ。やつらは山を越えた先にいます」

つらい・・・。疲れた・・・。持久強化(ブースト・スタミナ)かけてもちょっとつらい。

やがて、山頂に着いた。

「ふう、やっと山頂につきましたね。ここらでいったん昼食にしましょう」

ラビの言葉に安堵した。

やっとご飯が食える。

省略していたが、ここまでに何回か魔物と出くわして戦っていたのだ。当然傷もついたし魔力も少し使ったし、疲れた。

昼食は、ラビお手製の弁当。俺を含めた全員の分を用意していた。

もちろんしっかりと礼を言ってから食べた。美味しかった。

もう日は高く上っていて、ちょうど真上にあった。

ラビは全員が食べ終わったことを確認して、声をかけた。

「じゃあ、行きますか」

それぞれが、「わかった」「うん」「了解」と返事をした。

そして、来た方とは反対の道を下り始めた。


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