ストーリーやキャラクターのおさらい
こんにちは!
以前の特別更新の際はちょっと調子に乗りすぎちゃってすみません……。
さて、唐突ですが、この物語もずいぶん長くなりましたね。登場人物も主要人物だけで10人以上、ここ最近登場しなくなった、あるいはそもそもほとんど出てこなかったキャラクターを含めると20人は下りません。数えてないので知りませんが。
物語もだいぶ長くなり、読み返すと忘れていた部分が出てきたり。
ということで、第3部の本格連載開始前にこれまでのお話を振り返り、主要人物だけでも確認しておこうという企画です。
それではどうぞ。
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これまでのあらすじ。
・転生
主人公の岩谷純也は、秋のある日の学校帰りに暴走したトラックに轢かれてしまう。そして、何故か草原の真ん中で目覚める。
状況が確認できない中、空腹に耐えて足を進めた先で魔獣に襲われる。
絶体絶命の状況。その中で偶然に通りがかった冒険者の男、スキン・マッチョウに助けられる。
そして、彼に誘われるように冒険者の世界に足を踏み入れるのだった。
・ゴブリン大討伐編
とある日、純也とマッチョウは森で大柄な男の姿をした魔物、変異体のゴブリンを見つける。
必死に逃げたあと、町で気絶した純也を助けたのは、純也たちの住むエンテの町の町長の男、カイだった。
その後、カイと彼の親友であるファイ、マッチョウ、そして純也の四人で森の中に住む長老の元を尋ねる。
長老に助言をもらい、周りの協力を得て、ゴブリンの巣に乗り込む冒険者たち。
彼らの中にまぎれながら戦う純也。
そして、健闘の末にゴブリンたちをほとんど倒してしまうことに成功する。
最終的に異世界転生者のユウが、圧倒的な力でゴブリンたちの王、ゴブキングを引きずり出し殺害するに至った。
後日談では、打ち上げで注目され、緊張した純也が逃げ出す描写がある。
そのあと、純也は森でゴブリンの残党と遭遇、健闘の末に全滅させる。その直後にヒロインの少女アリスが別のゴブリンに襲われているところを発見。下心から合流して助け出す。それがきっかけでアリスに好意を寄せられるようになる。
・初めてのパーティー編
純也はアリスの所属するパーティー、ワンダーランドに誘われる。
コボルド討伐のクエストを受け、どうにか達成する。
しかし、その帰り道に魔獣、ウルヴェンと遭遇する。
動揺するパーティーメンバー。
だが、どうにか策をめぐらせ、倒すことに成功したのだった。
それがきっかけで純也はたびたびワンダーランドと共にクエストに行くことになる。
・素材集め編
ある日、唐突に自分の実力不足を実感する純也。
それを解消するための武器を作るため、その素材を集めに一人で旅立った。
ダンジョンをくまなく探索し、素材を探すが、見つからないまま日は過ぎ、ついにダンジョンの中ボスに遭遇する。
その力はすさまじく、倒す事が出来ず、間一髪で戦線離脱する。
地上に戻った後、仲間を集め始める。
ギルドの紹介サービスのおかげで集まった二人の仲間と共に、準備をしてボスを倒しに行く。
すさまじい力に翻弄されるが、負けずに反撃を繰り返す。
そして、最後は封印のスキルによってそのボスを倒したのだった。
しかし、素材集めは終わらず、純也はさらにダンジョン攻略を続けていく。
そしてたどり着いたラスボス。
巨大な生命体を前に、純也は恐怖で動けなかった。
ラスボスはどうにか討伐されたが、純也は次々と散っていく冒険者たちを前に何もできなかったことを深く後悔し、絶望し、自殺を検討するほど精神が病んでしまう。
ついには魔物に殺されるという自殺方法を取ろうとするが、突然現れた、純也を転生させた神、ハデスに説得され、生きることを決意する。
その際、純也はハデスに「ねじ曲げられた運命を戻してくれ」という依頼を受ける。
そうして、純也は仲間を引き連れてエンテの町に戻るのだった。
・悪魔襲来編
エンテに戻った純也を待ち受けていたのは、懐かしい面々――と悪魔との戦闘だった。
黒鎧の雑魚悪魔たちを次々と屠る純也の前に、謎の金髪幼女、リリスが現れる。彼女たっての希望で、彼女を背中におぶりながら戦うことに。
途中で大量の黒鎧に足止めされるも、純也はそれを一手に引き受け、倒す。
純也と別れたリリスと一緒に来たカイとファイ、ユウ、ワンダーランドのメンバーは上級悪魔のハーゲンと対面する。
彼らは戦い始める、が、悪魔一体に人間七人でも人間側が劣勢だった。
人間側が負けそうになった、そのとき。純也が到着する。
それからは純也のスキルを活用することで、戦況は逆転。ハーゲンを倒すことに成功する。
純也たちは、リリスが伝説の悪魔だったという真実を聞くことになる。
そして、追っ手の悪魔から逃げるため旅に出よう、と誘われる。
そんな矢先、ハーゲンが再び現れる。
協力して倒そうとするが、最終的にユウが倒してしまう。
それから全員が合意して、旅に出る事が決まった。
・旅立ちの唄編
悪魔襲来編が終了してから、旅に出るまでの間の日常を描いた短編集。
純也とアリスがデートしたり、純也たちの送迎会が開かれたりする。
・日常な旅路編
ここから第二部。
主に馬車の中での出来事がつづられている。
途中、温泉の町を訪れるワンダーランドのメンバーたち。
純也はそこで銀髪の少年、ノアと出会う。
彼は、不良から絡まれたところを助けた純也に「僕を強くして」と頼みこみ、旅に同行する。ちなみに、彼の性別は女だったことは偶然に知った。
また、ノアとリリスがきゃっきゃうふふとしているところを見てワンダーランドのリーダー、ラビが新たな扉を開いた。
・王都到着編
魔道王国アレスの王都に到着した純也たち一行。
それから国王に会ったり王国騎士団のトップである二十四騎士に会ったりする。
さらに、二十四騎士の一人であるイオタと模擬戦をすることになる。
結果、純也たちのチームが勝利したものの、イオタの巨乳に見せられた純也に嫉妬したアリスにより、純也は一週間気絶することになった。
・王都絶望編
鳴り響く轟音、その音源に駆けつけた純也たちが見たものは、蜘蛛型のロボットのような“魔道兵器”とそれに殺されたと思われる一般市民の死体だった。
純也は、急激な殺意に支配され、その魔道兵器を破壊、搭乗者を殺害する。
しかし、直後に冷静に戻った純也は“人間を殺してしまった”という自責の念に囚われ、その場で自殺未遂する。
何とか一命を取りとめたものの、それをきっかけにまたもや精神を病んでしまい、“仲間たちに見捨てられた”と思った純也はパーティーを抜ける。
アリスはそれを心配し、仲間たちと共に、純也を連れ戻すために奔走する。
10日後。
無気力に歩いていた純也が見つけたのは、ヴェルオリという魔族だった。
純也は彼に「世界を壊す手伝いをしてほしい」と頼む。
だが、純也が“異世界転生者でありながらチート能力がない”とわかると、一変。純也を殺しにかかる。
あきらめようとした純也を間一髪で助けたのは、アリスだった。
アリスと純也は走って逃げ、潜伏地にしていた暗い路地の行き止まりにたどり着く。
「自分はクズだ」と自嘲する純也に対し、「クズじゃないよ」とやさしく、しかし強く諭すアリス。
純也は彼女の熱意と優しさに、自分が間違っていたと悟り、和解し、自分がチート能力を持たない異世界転生者であるという秘密を彼女だけに告げたのだった。
・王都死闘編
純也が戻った後、王国騎士団本部に挨拶に行ったり、自身が異世界転生者であることを告げることに失敗したりする。
その後、拠点の屋敷には不審な男がいた。
話を聞くと国王の使いだそうで、純也たちを学校に通わせるための相談だった。しかし、その裏には純也たちを王国の専属兵士にしようとする思惑が潜んでいた。
それを撤回させようとするファイとカイだったが、その最中に、突然、魔物が現れる。
純也たちはそれを殲滅する。さまざまな手で殲滅するが、四体目の中ボスクラスの敵は強力で、純也はあっけなく叩き落とされてしまう。
次々と散っていく仲間たちを前に、ノアは自身の無力感を嘆く。
そのとき、ノアは精霊の声を聞いた。そして、契約した。
圧倒的な力で敵を葬り去るノア。精霊使いとしての才能が覚醒した瞬間だった。
そのあと、奇跡的に一命を取り留めた純也は魔族たちの会話を盗み聞きしてしまう。しかし、意味を理解できないまま途中で盗聴をやめてしまう。
それから国王と再び対峙する。
純也は国王に願った。「兵士にはならないが、学校に通わせてほしい」と。
結果、純也の願いが通り、純也たちは無事学校に通う事が決定したのだった。
その後、純也は一瞬、もう一人の自分の影を見て、物語が終わり、第三部に続く。
※外伝は省略します。この時点で随分長いので……。
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登場人物紹介
・岩谷純也
一応主人公。
16歳、男性、完全なる一般人。元高校生。現在冒険者、ジョブは魔法剣士。
暴走トラックに轢かれて異世界転生した。それによって今の世界にやってきた。
しかし、チート能力がないせいで、無双をすることはない。また、内向的な性格が災いしているのか、女にモテることもない。つまりハーレム展開になるはずもない。きわめて一般的な若者である。
容姿は、ぼさぼさの黒髪に黒い瞳を持つ。また、黒い服を好む。顔面偏差値は高くない。だが、極度のブサイクでもない。ちなみに身長は167cm。
頭は悪いわけではない程度。通っていた高校で学年七位を取った事がある。だが、通っていた高校の偏差値はだいぶ低い(本人はバカ高校と言っている)ため、実際は平均程度しかないらしい。
体力は日本の平均よりも少し低い。だが、今では解消しつつある。それでも一般的な冒険者よりも弱いことは確かである。本人曰く、「俺が化け物だったらほかの冒険者は妖怪変化で魑魅魍魎」「まあ、一般人にはそう見えても(俺程度で化け物呼ばわりされるのも)仕方ないが」とのこと。
昔いじめられた事がある。それもだいぶひどいことを言われたようで、そのせいなのか、卑屈で内向的な性格をしている。また、自分に自信がないような描写もある。
自分に向けられた好意には鈍感。初心、童貞である。
ワンダーランドに正式加入したわけではないが、実質入っていることになっている。
なお、公式女体化ではものすごい美人になったようだ。黒歴史だけど。
・アリス
メインヒロイン。
14歳、女性、めちゃくちゃ可愛い。冒険者、ジョブは魔導士(魔法使い)
強さとやさしさを兼ね備えた美少女。純也の事が好き。清楚。
容姿は、ストレートロングの金髪が特徴。青い瞳を持つ。幼女体型で、実は胸が小さいことを気にしている。
当初は一方的に純也を好きだっただけだが、デートや王都での一件のことでしだいに純也の心の支えになってきている。
非常に仲間想い。
・ラビ
悪友枠。
16歳、男性、残念イケメン。冒険者、ジョブは騎士。
アリスが所属する冒険者パーティー、ワンダーランドのリーダー。
容姿は、くすんだ白髪が特徴的。身長は恐らく175cmくらい。純也より高い。
ですます口調で喋る、礼儀のいい青年。
純也が入るまでハーレム環境だったにもかかわらず全然興奮しないホンモノの紳士だったが、純也と出会って以降下心が覚醒したらしく、今ではいい友人である。
しかし、ノアとリリスがいちゃついているのを見て以来、女の子同士の恋愛を好むようになってしまい、今では百合官能小説を書き始めてしまうほどの変態と化してしまった。
チェシャに淡い恋心を抱いているような描写があるが、当のチェシャは全く気付いていない。
・チェシャ
残念な変態美少女。
第二部開始時点で15歳→今では16歳だとか。女性、同人BL漫画家。冒険者、ジョブは僧侶。
ワンダーランドのメンバー。いいのは見た目だけ、とは純也の談。
容姿は、赤茶色(あるいは濃ピンク?)の髪、ショートカット。目は黄色だと思う。この中で一番目ぐらいにキャラの容姿が固まってない。
けだるけな口調で喋る、どことなく猫っぽい印象の美少女。
ボーイズのラブが大好物。どこかで異世界(きっと日本)から輸入したマンガを知って以来、BLのマンガを書くようになった。
冒険者稼業の傍ら、隙を見つけてはマンガを書いている。ラビとは一緒に18禁同人作家の頂点を目指すことを誓った。なお、二人ともまだ18歳に到達していないことは突っ込んではいけない。
・ユウ
謎の異世界転生者。外伝、ツミビトはバツを望むの主人公。
17歳、男性、不気味。冒険者、ジョブは回復師。
いつも胡散臭そうな笑みを浮かべている。顔面偏差値は高い。
容姿は、長めの黒髪が特徴的。瞳の色は灰色だが、いつもは目が細すぎてわからない。
普段は何を考えているのかがわからない。やさしいときもあるが、物語が進行するにつれて冷徹で人を物としてしか扱わないような性格が目立つようになって来た。
その本名は血臭 憂。持ち前の喧嘩っ早さと力の強さを使って、高校生の頃には横浜のとある地域を統べる巨大不良グループのリーダーになっていた。
しかし、ある日その町の支配を目論む通り魔に襲われ、そのまま戦うことになり、結果、命を落とす。
だが、生前に犯した罪のため、罰として異世界に送られることになる。そのとき、転生担当の神ハデスに自分には人望が一切なかったことを教えられる。
異世界に着き、自己防衛のためにスライムを殺害したのをきっかけに、苦戦して勝利し殺害することの楽しさを知る。
そのうち、人を殺すようになり、ついには大規模な魔法で戦争中の兵士を大量虐殺するに至った。
その後、魔女という人物に呼ばれ、しばらくの間同棲。その間に強制的な人格改造を受ける。
以降、純也と出会い、行動を共にするようになった。
HPが半分をきると性格が変わり、悪魔のような性格の殺人鬼(悪魔憑きの狂戦士)に変貌する。
・リリス
きっと史上最強の幼女。
肉体年齢は9歳程度、実年齢は不明、女性。冒険者、ジョブは魔法闘士。
アリスの義妹で、その正体は、人類誕生の頃から存在している最強クラスの悪魔。
パーティー内最強にして、恐らく最高年齢の幼女。
ノアとは愛し合っている。付き合っている。
・ノア
弟系レズ幼女。
10歳、男性……に見える女性。正式に冒険者になったばかりの冒険者、ジョブは魔法剣士。
容姿は、銀髪ショート、病的に白い肌を持つ。女の子というよりも中性的な男の子っぽい顔立ちをしている。服装で印象がものすごく変わるタイプ。
魔族と人間のハーフ、つまり半魔人であるため、冒険者としての素質は高い。
純粋だが、同時にガチレズ……もとい女の子だが女の子を恋愛対象としてみている。何故か性的な知識はある模様。
純也に出会うまではスラム街に住んでおり、両親は幼い頃に亡くしている。つまり、孤児である。
不良から助けてもらい、またありのままの自分を肯定してもらったことからか、純也のことを「お兄ちゃん」といって慕う。だが、リリス以外への恋愛感情は特に無い。
ということで、なるべく早く更新できるようにがんばりますので、これからもよろしくお願いします!
なお、割り込み投稿しましたので、もうすでに投稿されている第三部一話目は休載していた時の謝罪で始まってますが、ご了承ください。