表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
129/184

チートレス転生者の冒険ラジオ――MC②

純也「はいはいどうもこんにちは……ん? こんばんは? ああ(カット!)」


TAKE2


純也「はいはいどうもこんに……こんばんは。冒険ラジオ午後10時のお知らせだにゃん……え? キャラクターが違うって? もうどーでもいいんだよ。キャラクターを保つのも面倒なんだよ。10時間ぶっ続けで収録させられてる(設定の)俺の身にもなれって話だぜ」

ライケン「ちょっと落ち着けよ……」

フォリッジ「半端なく荒んでるよ?」

純也「あ~、もうテープ回ってる? 撮りなおし? もうめんどくせえっての。そーれーにー、これはこれで面白くなるだろ?」

フォリッジ「一体君はなにと会話してるんだい?」

純也「スタッフの出すカンペ。もういいや。仕切りなおさずそのままいっていい? OK? OKね。じゃあ、ライフォリ自己紹介どーぞ」

ライケン「このまま台本通りにやっていいのか?」

純也「そーしてちょ。あ、アドリブはじゃんじゃん入れちゃっていいから。台本にも自己紹介以外は自由ってかいてあるじゃん」

ライケン「本当のラジオがどうかは知らないが……。まあいいか」

純也「早く」

フォリッジ「急かされなくてもやるから」

ライケン「どうも!」

フォリッジ「いきなりすぎてあわせられないよ!」

ライケン(いいから、いまから合わせてくれ、と目線で伝える)

フォリッジ(まあ、わかったよ……、と目線で返答)

ライケン&フォリッジ『どうも!』

ライケン「ライケンです!」

フォリッジ「フォリッジです!」

純也「えっと、彼らはむかし一緒に戦った戦友。例によって例のごとく、第二部に入ってからまったく出番がなかった奴らでーす」

ライケン「作者め! 俺たちをすっかり忘れ去りやがって……」

フォリッジ「まあまあ、そんなに怒らないでよ、ライケン。どうにか思い出してもらって、こうして番外編で出演させてもらったんだしさ」

ライケン「本編がよかった」

純也「まあ、いつかまた出してもらえるって」

ライケン「どうせ半年は待たされるんだろ!?」

作者(ぎくり)

ライケン「今、作者びびっただろ! 図星なんだろ! さっさと俺たちを本編で出しやがれ!」

純也「ま、まあ、今はそこらへんにしようぜ。作者も本編のストーリ作りが大変なんだ。察してやろうぜ。時間もそんなにないし。質問もしたいし」

ライケン「チッ……。覚えてろよこのふぁ(カット!)」


TAKE3


純也「ふう……。ようやく落ち着いたみたいだな。ようやく質問できる」

フォリッジ「で、僕たちへの質問内容は?」

純也「二人はどれくらい仲がいいんですか?」

フォリッジ「ん~、どれくらいだろう」

ライケン「まあ、幼馴染だけど」

フォリッジ「……じゃあ、デュエットしてみるってのはどう?」

ライケン「いいな。じゃあ、ミュージック・スタート! (指を鳴らす。音楽が流れ出す)」

純也「この曲は……まさか、某マク○スFの第二クールOP……ラ○オン……!?」

作者(これは……曲だけは知ってるけど、アニメは見たことないやつだっ!)

純也「しかも、完璧に覚えて……うわっ、きれいなハモり! さらにオリジナルの振り付けまでつけている……だと!?」


『生き残りたい、生き残りたい』

()()()()()()

『本気のココロ見せ付けるまで』

『俺は眠らない』

(以上、マ○ロスFオープニングテーマ、ライ○ンより一部抜粋した上で一部改変)


ライケン&フォリッジ『ありがとうございましたっ!』

(スタッフと純也から拍手)

純也「すごくうまかった! 相当仲がいいんだな!」

ライケン「それはそうだ!」

フォリッジ「なにしろ……」

ライケン&フォリッジ『俺(僕)達の仲だからな!』

純也「おお……。ん? カンペ……が鼻血で見えないぞ! どうした、ディレクター! というか、チェシャ! 大丈夫か――!」

ライケン「もう収拾つかなくなったからこれでしめようぜ」

フォリッジ「そうだね。じゃあ、せーの」


ライケン&フォリッジ『精霊少女と吸血姫、どうぞ!』


ライケン「さて、俺たちは帰って寝るか。出番は終わったし」

純也「ちょっ……さっき『俺は眠らない』とか言ってただろ!?」

フォリッジ「それは、あの曲の歌詞だから。寝ないと体力持たないし」

ライケン&フォリッジ『ということで、お先に失礼しまーす』

純也「チックショオォォォォォォ!!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=258419453&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ