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バイバイ・ララバイ  作者: 美作為朝
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プロローグ

 その公園に女が倒れていた。頭から血を流し、鎖骨を骨折して。

 睫毛が凍っている。悲しいい出来事があったのかもしれない。

 瞼《まぶた》は閉じていなかった。

 雪は降っていなかったが、とても寒い。

 だれも、女には気づかない。こんな寒い夜に公園に寄るものなど一人も居ない。

 夜の運動公園は寂しかった。だれもいない。あるのはグラウンドと変な遊具だけ。

 そしてなによりも、真の暗闇と心の暗闇。

 夜の公園で自分から倒れているものなどいなかった、その女は死んでいたのだ。

 子守唄などなくても眠れそうな夜だった。


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