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異世界転生〜転生したら魔王の娘  作者: 適当
幼子編
3/4

何だこの魔法陣?

 俺達は風呂から出て、俺は未だに驚きでまともな思考回路ができないでいる中

 エフィさんは何時ものメイド服で、いつも通りどこか事務的な声で


「それではミシェル様、私はこれで失礼します。」


 そう言ってエフィさんは部屋を出て行った。

 やっぱりお風呂に入ってる時だけ、調子良く喋ってくれるらしい。




 目が覚めてから1年が経ち


 ほとんどの日常的な行動を出来るようになって、ひとつ解ったことがある、ここは魔王様ーーいわゆるこの世界の父さんの所有する別館の中の一つらしい、何で別館に居るかわ分からないが、まあそのうち解るでしょ。

 しかし、まだ全然この世界の事を知らないな、

 やっぱり知識と言ったら本だよな、エフィさんが来たら聞いてみよう


 てゆうか俺、両親すら見たこと無いんだけど、父さんなら魔王で忙しいんだろうけど、母さんは合ったことすらねえよ。(つーか、魔王の仕事ってなんだよ!何とな〜く忙しそうなのは判る。)


 エフィさん遅いな、そうだ最近発見したアレを使おう

 俺は壁を何回か叩き、少し待つと


 ガチャッ

 。

 ほら、エフィさんが来た、この技は俺が壁を遊びで叩いていたら、エフィさんが何事かと入って来たことに始まる、そうして何度か呼んでいたらエフィさんも、もう分かっているのか、矢継ぎ早に用事を聞いてくる。


「どうしましたか、ミシェル様。」

「本が読みたいんですが、有りますか?」

「本⋯⋯ですか?何にお使いになられるんですか?」

「はい、このせかいーーいえ学習のためにちょっと。あったら持ってきてくれませんか(あぶねー!口滑らす所だった!)」

「分かりました、ちょっとお待ち下さい。」


 そう言ってエフィさんは扉の向こうに消えて行った





 ーーーーエフィーーーー


 ミシェル様が本を読みたいと仰った、私は命令通り本を持って来るだけですが、この世界の本は高く、あまり無いので、

 この館にも5冊しかないですし、全部魔王様の所有物ですが。

 まあ、良いでしょうこれだけでも


 しかしミシェル様に読めるんでしょうか、ミシェル様に文字なんて教えていませんし、それにまだ赤ちゃんですからね。

 文字何て貴族か、学校とかに行き、自分から知ろうとしなければ知り得ない知識ですから

 私も知りませんし、でも読めないのに読む必要があるのでしょうか、しかし読めないから駄目と言うのは

ミシェル様が可哀想ですね

読めなくて拗ねなければ良いのですが、でも命令されたんですから、持ってくしかないですね。


(⋯⋯しかし、重いですね、別けて運んだ方が良かったでしょうか?)





 ーーーーミシェルーーーー


エフィさんが本を持ってきくれた、五冊ともなかなかに分厚く重そうである、

それを一度で持ってきてくれたエフィさんには、感謝してもし切れない。


早速本を1冊、手に取り読んでみた、しかし

(うっ!⋯⋯よ、読めねぇ!)

 言葉もわかるようになったし、少しは分かると思ったんだけど、一文字も分からん

 どうするかと本をペラペラめくっていたら、一枚の紙がペラっと地面に落ちた


 何だこの紙、中に魔方陣が描かれてる、何かあるっぽい

 けど、今は分からないしまだいいか、と本に戻そうと紙に触れたら、


 突然紙が光り、徐々に光りが強くなり、目も開けられないほど、まばゆい光りになった。





























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