ここまでのあらすじ
第六章までのあらすじです。続けて読み進めている方には不要ですので読み飛ばしてください。
『剣魔術』の使い手であるアルディスは、討伐、護衛、調査など、報酬次第で様々な依頼を請け負う傭兵のひとり。
臨時にパーティを組んだ傭兵と共に調査のため森へ赴いたその帰り道、アルディスは野盗に襲われた隊商の生き残りである双子の少女たちを保護することになるが、この世界で双子は『忌み子』として厭われる存在であった。
最初はアルディスを警戒していた双子との距離も少しずつ縮まり三人での暮らしへ馴染みはじめた頃、『白夜の明星』の面々がとある仕事を持ち掛けてくる。
街道に現れる正体不明の女を領主のもとへ招くという奇妙な依頼をどうにかこなしたものの、女はアルディスを『我が主』と呼び、まるで従者のごとくつきまとうようになった。
トリア周辺に出没するようになった魔物グラインダーの討伐軍へ参加したアルディスは、ネーレと名付けた女と共にそれをあっさりと倒す。しかしそのことで逆にトリア領軍の小隊長に恨みを買ってしまう。
ネーレが濡れ衣を着せられるに及んで、アルディスはあっさりとトリアから出奔することを決める。
コーサスの森に仮の住まいを作って身を隠すと、悪目立ちしないというそれまでの方針を一転。双子へ手を出させないよう、三大強魔と呼ばれる凶悪な魔物を単独で討伐して圧倒的な力を周囲に見せつけた。






