事件1 消える生徒
「大変!!事件だよ!!」
その声にぱっと起き上がる。親友の横山亜里華だ。
「話して。どうしたの?」
私は、問いかける。事件と聞いちゃ黙ってられない。亜里華は、うん。とうなずくと、こう話始めた。
「学校の七不思議の噂のことなんだけど…」
おっと、私の自己紹介がまだだったわね。私は笹倉伊織。おじいちゃん、お父さん。叔父さんが探偵だったことから謎解きが大好き。私が解決した事件は…ないけど。
まぁ、そんなこともあって、とりあえず事件と聞いて、うずうずしているの。
あ、話を元に戻そう。
「学校の七不思議?それって、花子さんとか、動く人体模型とか、そんなの?」
「うん。」
「それがどうしたのよ。」
「えっ伊織知らないの?うちの学校の七不思議。」
「うちの学校の?さぁ?」
「もうっやちゃんとしてよね。まぁいいや。うちの学校の七不思議のひとつ、消える生徒が、最近多いみたいなの。」
「きえるせいと?」
「それで、あのサッカー部の大田君もいなくなっちゃって。そそこで、探偵志望の伊織に依頼ってわけ。」
「フム。」
七不思議、消える生徒、…うん。面白そうじゃない。
「わかった。私が解いてあげるわ。いくよっ亜里華!」
「え…私も?」
「当たり前でしょ?ほら行くよ!!」
「…で、どうするの?」
「…」
「学校にきたはいいけどさ。これから、どうするの?」
「…」
「どうせ、意欲だけで、きたんでしょう?それは、伊織のいいとこだと思うけど、考えないのよね、伊織って…。」
「ちょっとまった!!あの、そのぉ、わっ私が何も考えないできたと想ってるの?ちがうわ。どこにどういうのがあるか調べにきたの。」
「…どういうこと?」
「つまり、ほら、実際の犯行現場には、なにがあるか、分からないじゃない?」
「…私、伊織には消える生徒としか言ってないんだけど」
まずいっ亜里華に、何も考えてないできたのがばれてしまう!!
「とにかく!!中に入ってみましょう。」
「ま、それもそうね」
「えぇ~っと、事件がおきるのは、会わせ鏡になってる階段。なんだけど、大田君の事件で、立入禁止ね。」
「ならこの場所を覚えて、夜きましょう。」
「え。夜!?」
「うん。んじゃあ、夜の12時に。」
「あ、ちょっと、ちょっとまってよ伊織~!?」




