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⑤死神が嫌いな僕は、ただ街を歩く  作者: 志に異議アリ


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9/9

最終話 僕の相棒



深夜のオフィスビル街。

ビルのロビーに、コツン、コツンと革靴の音が響く。


「佐々木です……」


静かな声で名乗り、打刻機の前で出勤処理を終えると、

紺色の制服に身を包んだ男は、警備室へと歩き出す。


佐々木光太。年齢不詳。都内某所で夜間警備を担当する男。


彼の体には、かつての倉田の血が流れ、彼の意思が今も宿っている。


佐々木の視線は街を隅々まで巡り、夜の静寂を守る。


「……おい、佐々木」

背後から丸まった小さな影。巽が声をかける。


「おう、巽。今夜も異常なしだ」


佐々木は小さく返事をし、巽の頭を撫でる。


「もうちょっと遅く歩けよ、俺が追いつけねえだろ」

巽はちょっとふくれっ面でつぶやくが、足取りは軽い。


「ごめん、ごめん…巽がいることたまに忘れちゃうんだよな。」


「誰がチビだと!」

佐々木は小さく笑う。


倉田の静けさは真似できないけれど、

巽とのやり取りで少しずつ、夜の街にも日常の温かさが混ざる。


「ふん、まあいいけどな。あんまり調子に乗るなよ」


巽は軽くツンツンと佐々木の背中を突く。


二人は横並びに肩を並べ、深夜の街を静かに歩く。


誰にも気づかれず、けれど確かに、街を守る存在として。




倉田さんシリーズ最終章✨

読んでくれてありがとうございました!

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