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⑤死神が嫌いな僕は、ただ街を歩く  作者: 志に異議アリ


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4/9

間に合いますように……





ルナは息を整えながら、街を包む瘴気の渦を凝視する。

「……あの黒い影、あの魔力……あの甲高い声……」


アルバは無言で空を睨み、羽先を風に翳す。


「……奴だね」ルナは静かに呟く。


……死神ノックスがこの街に現れたことを、直感で理解したのだった。


まさかルアンに何か……



―――

遠く離れた山中の廃屋では、倉田はルナの街に何かが起きたことを察知していた。


静かに眉をひそめる。

「ルナの街……何か起きたようだ。まさかあいつか……」


佐々木

「……さっき言ってた死神です?」


倉田は答えず、山道の地形を思い描きながら慎重に経路を決める。

「影伝いで行く……佐々木、日光には当たるな行くぞ」


巽は木の枝に身を隠し、尾を細めながら空気の流れを読んでいる。


「奴の瘴気……遠くても感じられる。あいつだ」


日が傾き、山の影が長く伸びるころ、倉田たちは街の外縁に到着する。


瓦礫の煙が遠くに見え、黒く禍々しい瘴気が夜空に揺らめく。


「……ああ、奴はやはり手強い」倉田は低く呟き、佐々木に目配せする。


佐々木は影に潜みながら倉田の背を見つめる。

「……俺たちで止められるのか……?」


巽は静かに身構え、尻尾を細めて闘気を高める。


「止める。奴をここで放置するわけにはいかない」


遠く、街の中心では死神の黒衣の影がゆらめき、低く笑う声が風に乗る。

「ふふふ……魔女も大した事ないねえーん」


その声に応えるように、倉田は佐々木と巽と共に先を急ぐ。



「……ルナ」







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