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彼女に捨てられて仕事もクビになった俺は、ヤンデレ金髪巨乳女子高生に拾われました  作者: 湯島二雨
第22章…交際

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全校集会で報告します




―――




 楓ちゃんに腰を振りすぎて腰が痛い……

さらに地獄の修業で全身ガタガタ状態である。超ガタガタなのにあれだけ盛ってたの自分でもビックリだよ。それだけ楓ちゃんが魅力的なんだよ。修業のダメージを完全に忘れることができるくらい楓ちゃんの魅惑の女体に無我夢中になっていたということだ。それだけ気持ちよかった。


楓ちゃんと交わっていた時は忘れられた身体のダメージ、今はそうはいかないよなぁ……

ああ痛い。痛い痛い。痛くてプルプルしながらもいつも通りの掃除を仕事に励む。



楓ちゃんが俺の彼女になって、初めての学校の仕事。

俺は一応学校の職員という立場でありながら、生徒と付き合っている。しかも相手はなんと生徒会長。


つまり、生徒との禁断の関係? ヒミツの関係? バレたらクビ?

女子高生とのヒミツの関係という言葉がなんかエロい響きがするし、バレたらクビというのもそれはそれで燃え上がるものがあるかもしれんが、実際には禁断でもないしヒミツの関係でもない。


前にやってた全校集会で楓ちゃんが『結婚します!』ってハッキリ言ってたからな。

だから俺たちの関係はほとんど全校生徒にバレてる。先生方にも何も言われてないし、学校公認の関係……なのか?



「涼くーん!」


「楓ちゃん……!」



楓ちゃんが来てくれた。もう休み時間か。どんなにボロボロでもそれだけで元気になる俺はやはり単純である。



「涼くん、お昼食べよ」


「ああ、行こう」



弁当箱が入った包みを持ちながら満面の笑顔をする楓ちゃん。可愛い。すごく恋人っぽくてドキドキする。

休み時間というかもうお昼休みだった。俺たちは昼食を食べるためにいつもの屋上に行く。



「はい、あ~ん」


「あーん……」



遅刻寸前だったというのに今日も楓ちゃんはお弁当を作ってくれた。しかも一切手抜きなし。こんなに素晴らしい弁当をあの短時間できっちり作れるのすごいな。


楓ちゃんにあ~んしてもらえたのでもちろん食べる。卵焼きの甘さと楓ちゃんの愛が口いっぱいに広がる。

今日もおいしい。いや、ていうか今日が一番おいしい。



「どう? おいしい?」


「ああ、おいしい。どんどんおいしさが上がっているよ」


「ホント? おいしくなってる?」


「ああ、いつも食べてるからわかるよ。すごく料理の腕を上げたな楓ちゃん」


「ふふっ、当然だよ。涼くんが修業してる間、私だって料理の修業頑張ってるんだから。私だって胸を張って涼くんのとなりに立てるような、そんなお嫁さんになるんだ!」



楓ちゃんはふふんと言って胸を張る。可愛い。

そして、でかい……胸を張っているので大きい胸がさらに強調されてたゆんと揺れて、俺の視線は釘付けになり、ベッドの上でいっぱい揉みしだいたのを鮮明に思い出して著しく情欲を煽られた。



「あ、そうそう、今日の午後から全校集会やるから」


「あれ? 今日全校集会だったっけ?」


「本当はやる予定なかったけど、私の一存で急遽やることに決めたんだ」



なんかサラッと言ってるけど、生徒会長の権力凄まじい……

俺たちの関係を知られてるのに先生方に何も言われないのは、中条グループの権力に逆らえないというのもあるのだろう。



「今日の全校集会何やるんだ?」


「そりゃあ、私たちが正式にお付き合いすることになったのを生徒のみんなに報告するんだよ」


「ほ……報告するのか? 全校生徒の前で?」


「もちろんだよ。涼くんに悪い虫がつかないように、涼くんは()()()()()()だってハッキリわからせてやる必要がある! 特に野田先輩!」


……つばきちゃんか……楓ちゃんはつばきちゃんを徹底マークしてるもんな。ブラックリストに登録するくらいだし。



―――つばきちゃんに言われたことを思い出す。



『実は私も、涼馬さんのことが好きなんですよね』


『せっかくだから、私のことも好きになってみませんか?』



あの時、つばきちゃんに告白された。あの時は、楓ちゃんと《《付き合ってはいない》》って言った。今は付き合っているけど、当時は付き合ってなかった。俺は当時の事実を言った。

だからつばきちゃんは自分にもチャンスはあると認識している状態である。俺の曖昧な態度のせいでそうさせてしまった。


つばきちゃんにちゃんと伝えなくてはならない。以前は迷っていたけど今はもう迷いはない、俺は結婚を前提に真剣に楓ちゃんとお付き合いをしているんだ、って。

ちゃんと告白の返事をしなくてはならない。そしてちゃんと謝りたい。


あとは……堀之内さん。堀之内さんには告白されたわけではないので好意を持たれていると確定したわけではないけど、堀之内さんにも伝えておくべきだよな。堀之内さんだってそれなりに仲良くさせてもらってる子なんだから。


うん、告白はされてないから返事のしようがなくてどうしようかとは思っていた。

楓ちゃんが決めた全校集会で堀之内さんにも伝えられたらと思っている。



「私、全校集会楽しみだよ」


「そうなのか?」


「うん、夢を叶えることができた、夢が現実になった、私と涼くんの関係が確定した。前の全校集会で言ったことを有言実行できる。それをみんなに報告できるのがすごく嬉しい」



俺は……前の全校集会で穴に入りたい気持ちになったから今回も恥ずかしさはあるけど、飼い主様であり彼女の楓ちゃんがそう言うならもちろん喜んで従う。

俺たちの関係とかどうでもいい生徒もたくさんいるだろうしその人たちにはすごく申し訳ないけど、やると決まったからには全力で全校集会頑張るぞ。


ところで、前の全校集会で言ったことを有言実行するというのは、子どもをいっぱい作るという話か? 俺はベッドの上での情事を思い出してまた意識するのであった。




―――




 そして午後、全校集会の時間。

生徒のみんなが体育館に集まっていた。


急遽やることになった全校集会だというのに、イヤそうな態度とかダルそうな態度をしてる生徒はほとんどいなかった。お嬢様学校なだけあってみんな育ちが良くてみんないい子だな。俺たちのワガママに付き合ってくれて本当にありがとう。挨拶してくれた生徒みんなに深く頭を下げた。


不機嫌どころかなんかニコニコしてる子多いな。全校集会の内容知ってるのか?


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