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彼女に捨てられて仕事もクビになった俺は、ヤンデレ金髪巨乳女子高生に拾われました  作者: 湯島二雨
第22章…交際

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結婚を前提に楓ちゃんとお付き合いします

 ぎゅっと、俺を優しく抱きしめる楓ちゃん。

すごくいい匂いがふわりと広がる。キレイで、滑らかで、サラサラで、ふわふわな、ロングの金髪が揺れる。

そして俺の肉体にむにゅっと沈み込むように押し潰される、豊かで柔らかな乳房。


脳より先に下半身が超反応し、脳が認識する頃には完全に勃起していた。

股間が膨らんでテントを張ってしまっている。楓ちゃんに抱きしめられながら、股間の山をなんとか悟られないように必死に隠そうとする。



「涼くん……」


「か、楓ちゃん……」


「修業してる時も、毎日こうして私の胸に帰ってきてほしい」


「~~~!」



胸に帰ってきてほしいという言葉に、イヤラシイ意味はない。

ないけど、現在まさに楓ちゃんのたわわな乳の感触がむにゅむにゅと俺を甘く刺激しているだけに、どうしても性的なものを強く意識せずにはいられない。

本当に柔らかくて、瑞々しい弾力感もあって、気持ちいい……



「……で、どうなの、涼くん」


「えっ……」


「エッチしようって言ったけど、するの? しないの?」


「~~~!!!!!!」



楓ちゃんは濡れた瞳で上目遣いで俺をまっすぐ見つめる。完全に誘ってくれている。


スッと手を握られる。恋人繋ぎで指が絡み合う。俺のすべてが過剰に跳ね上がった。


俺、あの事件以来ずっと溜まってるんだよな……ケガもあったしケガが治ったら修業を始めたし、溜まってるものを発散する余裕がなかった。

だから今の俺のアレはものすごくヤバイことになっている。檻を破壊した猛獣のように煮え滾って猛り狂っている。すごく敏感になってピクピクと物欲しそうに疼きまくっている。


こんなにも欲情してるところで楓ちゃんの甘い誘惑……我慢できるわけがない。というか今回は我慢する気ない。一切ない。

今回も俺は、ヤらない選択をすることは不可能であった。そう断言できる。



―――ドサッ



俺は、楓ちゃんを優しく押し倒した。

楓ちゃんのハジメテを奪った場所と同じ、楓ちゃんのベッドに。


前にヤってしまった時は、我を忘れて暴走して乱暴にシてしまった。

その反省を活かして、今回はそっと、優しく、丁寧に押し倒す。


今すぐヤりたい、犯したい、しゃぶりつきたい。そんな強烈な情欲を必死に落ち着かせながら、慎重に慎重に進める。



「……こういうことをする時、女の子の方から誘わせてるの男として本当によくないと思っている」


「涼くん?」


「男らしく、男の方から行きたい。ガンガン行きたい」


「……私も、ガンガン来てほしい」



押し倒しながらまっすぐ見つめ合う。

楓ちゃんの柔らかそうなほっぺが、ポッと着火したように赤く染まっていく。

俺も、楓ちゃんに見せるの恥ずかしいくらい真っ赤になってるだろう。こんなにも自分の顔が熱いから。


俺たちはこれから二度目のセックスを行う。これは決定事項である。

―――が、その前にどうしてもケジメをつけなくてはならないことがある。

これだけは絶対に先延ばしにしてはいけない、前回無責任に楓ちゃんに手を出してしまったやらかしを二度とくり返さないために。

どうしても今、楓ちゃんに伝えなくてはならないことがある。



「ああ、ガンガン行く―――けど、その前に。

もう一つ、楓ちゃんに大切な話があるんだ」


「もう、涼くん。ここまできて焦らすの? イジワルだなぁ」


「申し訳ない。今度は本当に大切な話だ。どうしても今伝えたい。

その……前回すでにヤっちゃってるから、今さらこれ言うのすごく説得力ないのはわかってるが……こういうことはちゃんと恋人同士になってからするべきだと思っている」


「……うん」


「……そ、その……今はまだ早いと思って……もっと立派な男になってから伝えたいと思ってたんだけど……楓ちゃんを待たせるのもよくないし、楓ちゃんが魅力的すぎて我慢できないから、やっぱり今伝えたいというか……今伝えなきゃダメというか……だから、その……」


「落ち着いて涼くん。私はちゃんと聞いてるからね」



ああ、ちくしょう、超テンパってグダグダだ。心臓が口から出そうなくらいドキドキと緊張しまくってうまく話せない。楓ちゃんにフォローしてもらってる始末……


しっかりしろ、俺。楓ちゃんを幸せにするんだろ。

男になれ、安村涼馬。



「―――楓ちゃん!」


「はい」



「俺と、結婚を前提にお付き合いしてください」



―――言った。楓ちゃんに愛の告白をした。



言ってからハッとする。俺、順番間違えすぎだろう、と……

押し倒してから伝えることではないだろう。押し倒す前に言えよ……


普通なら告白して、告白成功したら付き合って、慣れてきたら押し倒して、セックスという流れになるだろう。

俺の場合はセックスして、押し倒して、告白するという流れになっている。本当に間違えすぎだ俺は。


もっと良い告白の仕方があったのでは……とか考えるのはやめよう。

とにかく大切な気持ちをハッキリと楓ちゃんに伝えた。まっすぐにぶつけた。

あとは、楓ちゃんが受け入れてくれるかどうか……



「―――はい」



透き通るような返事をして、妖艶に微笑んだ楓ちゃんは、俺の手を握った。

指と指が絡み合って、恋人繋ぎを交わす。



「改めて、よろしくお願いしますね、涼くん」



真っ赤に染まった顔で、ニコッと満面の笑顔を見せてくれた。


可愛い……可愛すぎる。なんて……なんて愛おしい。

愛おしい気持ちが爆発した俺は、楓ちゃんの唇を塞いだ。


プルッと柔らかい唇の感触……前より優しく、それでいて熱く深く、キスを交わす。

キスを交わしながら楓ちゃんは俺の首に腕を回して深く抱きしめる。俺もそれに応えて深く深く抱きしめる。



息が苦しくなるまでキスを続けた俺たちは唇を離す。

俺の手は楓ちゃんの胸へと伸びていく。


ドキドキしすぎて鼓動が速すぎて口から心臓が出そうだ。手がプルプルと震えて指が誤作動を起こしたように動く。


前は勢いで鷲掴みにして荒々しく揉んでしまった。その反省を活かして優しく、慎重にそっと触れる。


手のひらでそっと撫でるように触れただけで、ぷるんと弾む。柔らかさと圧倒的なボリューム感が手のひらに広がった。

優しく、優しく、そっと包み込むように乳房に触れる。



「ふふっ、涼くん、くすぐったいよ……」


「ご、ごめん!」


しまった、慎重すぎたか。乱暴にするのは論外だが、動きを弱くしすぎてこれはこれで意気地なしな胸の触り方になってしまった。


俺はしゅんとする。楓ちゃんはクスクスと嬉しそうに笑う。



「ううん、すごく大切にされている感じが伝わってきて、私嬉しいよ。今の感じでもっと触ってほしいな」


「っ、楓ちゃん……!」



むにっ……むにっ……と、優しく胸を揉む。

指をやわやわと動かしたり、ゆっくりと円を描くように揉んだりする。

どんな風に揉んでもすごく柔らかくて、押し返してくる弾力感があって、その弾力感が手に吸いついてきて、俺のすべてをポカポカに満たすような暖かさで、たまらなく気持ちよかった。



楓ちゃんの乳房をいっぱい揉んで、キスやハグも何度もくり返して、いよいよ行為を始めようというところまで来た。



「涼くん、服……脱がさないの?」


「えっ? あっ……」



いっぱい胸を揉みしだいたから着衣が乱れてブラジャーがチラリと覗いて見えてはいる。でも俺たちはまだ服を着たままだった。


前にシた時も、着衣のまま行為を行った。俺はまだ、一度も楓ちゃんの裸体を拝んだことはない。

交わったことはあるのに裸は見たことないって、なんかおかしい気はする。



「ああ、それは……俺が楓ちゃんの裸を見るのは100万年早いって言われたから……」


俺がそう言うと楓ちゃんはすごくおかしそうにクスクスと笑った。



「あはは、確かに言ったね。覚えててくれたんだ」


「俺は、楓ちゃんに言われたことは忘れないよ。未来永劫」


「言った本人すら忘れかけてたようなこと律儀に守ってくれてるんだ、真面目かな?」


「……真面目なんだろうか、俺は……」


「うん、真面目だよ。そういうところも好き」


ドキッ!


「っ……!」



『好き』という言葉で、心臓が張り裂けそうなくらいドキドキする。

何度言われても、こんなにも強く激しくドキドキするだろう。



「じゃあ、今回も着たままシよっか」


「あ、ああ。その、よろしくお願いします楓ちゃん」


「はい、よろしくお願いします涼くん」




―――再び俺は、楓ちゃんと交わった。



あ、前回はナマでシてしまったけど、今回はちゃんと避妊をしてるから。

あれ以来、念のためにずっとコンドームを常備していた。用意しておいてよかった。

そっとしといてほしいなんて言っておきながら、結局はヤりたくてヤりたくてたまらなかったということだ。


……だが、自分で用意した分だけでは全然足りなかった。楓ちゃんが魅力的すぎて興奮しすぎてマジで全然足りない。見通しが甘いよ俺。


楓ちゃんもこういう時に備えていっぱい用意してくれていた。中条グループの用意周到さが凄まじく、とんでもない量の避妊具がタンスにしまってあった。サイズや薄さもあまりにも充実していた。もうセックスの時に困ることは絶対にないって感じだった。


俺は……お言葉に甘えてたくさん使わせてもらった。

たくさん、たくさん楓ちゃんと繋がった。


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