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彼女に捨てられて仕事もクビになった俺は、ヤンデレ金髪巨乳女子高生に拾われました  作者: 湯島二雨
第28章…ラブ

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クリスマスイブの夜に楓ちゃんと飛行機に乗りました

 楓ちゃんとのクリスマスは、これからが本番……!

つまりそれは……


いろんな意味でホワイトクリスマス、聖夜ということか。

直球で言うとクリスマスエッチということだ。


俺はもう平静を保つなど不可能だった。ドキドキして落ち着かなくなる。



「じゃあ涼くん……行こっか」


「あ、ああ」



パーティーの後片付けを終えた後、楓ちゃんと手を繋いで移動を始める。

行こうというのは、楓ちゃんの部屋だろうか……何度か行ったことはあるけど、やっぱりドキドキする……




 ……楓ちゃんの部屋に行くのかと思ってたけど予想は外れて、なんと外に出た。

白い雪が積もり始めている、広い中庭にやってきた。鯉がいる池もある中庭だ。


ま、まさか……青姦!?


い、いやまさか……こんなに寒くて雪も降っているのに……

俺的には楓ちゃんとセックスできるなら寒い野外でも一向に構わんとは思っている。外とはいっても家の敷地内だから誰かに見られる可能性も低いし。

プライベートビーチでもヤったし本当に外でヤるのかな……興奮してきた。


広い中庭のど真ん中、雪の白しかない場所に立つ。

家の敷地内とはいえ隠れる場所などない。ここでヤるのか!? かなり上級者向けだ……



「涼くん、ここでちょっと待っててね」


「え? あ、ああ」



待つ? 何を? これは焦らしプレイ、なのか?

さすが楓ちゃん、俺を興奮させるのが本当に上手だ。飼い主様に『待て』をされた俺は当然言われた通りにおとなしく待つ。



……それにしても……外の雪景色と楓ちゃんのミニスカサンタ姿も、本当によくマッチしている。キレイだ。


魅惑の生足を際立たせるサンタのブーツもすごく可愛いし、目に入れても痛くないくらいミニスカサンタの楓ちゃんは大天使だ。



……ところで、寒くないんだろうか。

特に上着とか着ずにミニスカサンタ衣装のまま外に出てるけど……


上半身はちゃんと長袖で暖かそうだけど。ふわふわな衣装を着てても豊かな乳房の膨らみが衣装を押し上げてて大きさがハッキリとよくわかる。


でも下半身はミニスカだ。艶かしいピチピチな太ももが冬の世界で露わになっている。

ミニスカもブーツも可愛すぎる。そして、可愛いと寒そうは両立することもある。


見た目的には寒そうだが、楓ちゃんは寒さで震えたりとかは一切していない。いつも通り元気いっぱいだ。



「楓ちゃん、大丈夫か? 寒くないか?」


「大丈夫だよ。この衣装保温機能がすごいし、それに私は雪山で修業も積んでいるからね。だからへっちゃらだよ」



楓ちゃんはニコニコしながらピースした。可愛い。

さすが楓ちゃん、寒さにも強い。

雪山でも修業してたのか……賢三さんスパルタ。俺も雪山修業やってみようかな。今度賢三さんに頼んでみるか。


……まあ雪山はおいといて、とにかく楓ちゃんは寒くても平気なようだ。

たとえ平気でも、こういう時は上着とかマフラーとかを大好きな彼女に着せてあげるというのができる男だ。

まさか外に出るとは思ってなかったから今の俺はそこまで着込んでないけど、それでも上着を着せてあげようと思って脱ごうとした、その時。



ぎゅっ


「!」



楓ちゃんに優しく抱きしめられた。



「心配してくれてありがとう。やっぱり涼くん優しい……大好き」



チュッ


「~~~ッ!!!!!!」



頬に、楓ちゃんの柔らかい唇の感触。

この寒い冷気を跳ね返すように、俺の顔面はボッと着火し熱を帯びた。



「それに、こうしてぎゅっってくっついていればあったかいでしょ?」


「そうだな、ありがとう」



本当にあったかい。心もポカポカに暖められる。俺もすっかり平気になった。二人なら南極でも耐えられる。

特に楓ちゃんの唇が触れた箇所は溶けそうなほど熱くて、リンゴより赤くなっていると思う。


……そして、ふわふわで生地も厚いサンタ服の上からでもハッキリと伝わってくる楓ちゃんの乳房の柔らかい感触。さらにさらに、楓ちゃんの胸は甘々に暖かい……でかいからその分多くの熱を含んでいるのだろうか。

俺のオトコの部分もすっかり熱を含んでいた。顔も熱いけどソコが一番熱くなってると思う。




 それから楓ちゃんと抱き合ったまま、5分くらいが過ぎた。

まだ焦らすのかな。いくらでも待つが、俺そろそろ我慢の限界が……



「あっ、来た!」


「ん? 何が?」


「あれ見て涼くん!」



楓ちゃんは夜空を指差したので俺もその方向を見る。

キレイな夜空だ。星も見える。


……その星が、なんかだんだん大きくなっている気がする。

ていうか、星がこっちに近づいてきている!?

あ、あれは星じゃない。ライトだ。ライトが光ってて、何かがこっちに来ている!!


暗くて見えづらいが、近くに来てようやくその正体がわかった。



あれは―――飛行機だ!



え、なんで!? なんで飛行機がこっちに来てるの!?


飛行機が降りてきて、ゆっくりと中庭に着陸した。

飛行機が着陸する時ってもっと音や風が凄まじいイメージだが、この飛行機は比較的静かだ。

2、3人くらいしか乗れなさそうな小型の飛行機だ。その飛行機がなぜここに……?



「か、楓ちゃん。これは……?」


中条グループ(ウチ)が所持してる飛行機だよ」



自家用飛行機!?

中条グループは飛行機まで持ってるんだなぁ。さすがだなぁ。


……それで、なんでこのタイミングで自家用飛行機が来たんだ?



「それじゃあ涼くん、乗ろっか」


「あ、ああ」



何もわからないが、楓ちゃんと手を繋ぎながら自家用飛行機に乗る。


楓ちゃんと出会ってからずっと、俺の頭ではわけがわからないことがたくさんありすぎる。

でもそのわけのわからなさが、良い刺激になってすごく楽しいと思っている。

楓ちゃんと一緒にいると絶対に飽きない。わけがわからないところも大好きだ。



飛行機の中は思ってたより広く感じる。パイロットの人は初めて会うが強キャラ感がすごい。


座席は二つしかない。その二つの座席はピッタリとくっついていて、席の後ろには大きなピンクのハートが装飾されていた。

これはまさか、カップルシート!?



「涼くん座って! 私たち専用のカップルシートだよ」


やっぱりカップルシートか。カップルという言葉を強く意識して心臓を跳ねさせながら席に座った。

あ、ふかふかで座り心地最高。そしてとなりに座る楓ちゃんと見つめ合う。幸せ。



しっかり着席を確認し、俺たちを乗せた飛行機は静かに離陸し、飛んだ。

衝撃や揺れは少ない。それでいて速い。すごい飛行機だ。


うん、すごい飛行機だし、楓ちゃんと二人きりで貸し切り状態なのも幸せ。

それはそれとして何もかもがわからない。なんでこうなった。



「……楓ちゃん、飛行機でお出かけするの?」


「うん、そうだよ」


「飛行機に乗るなんて俺たった今知ったんだけど……」


「そりゃあもちろん、サプライズだもん! 飛行機を見てびっくりしてる涼くん可愛かったなぁ。サプライズした甲斐があったよ」



はは、そうか、サプライズか。確かにビックリしたよ。

これから本番のクリスマスの夜だと思ってたところに急に飛行機登場だから本当に驚いたよ。

俺が驚いてるのを見てすごく満足そうにしてる楓ちゃんが可愛すぎて、サプライズ大成功だよ。



「それで、どこに行くんだ?」


「んー? ヒミツ。着いてからのお楽しみ」



あ、やっぱり? 楓ちゃんならそう言うと思ってたよ。

楓ちゃんなら俺の予想や期待を遥かに越えてくると確信している。



どこに行くんだろうか……飛行機を使ってるんだから、近くではないよな。


海を渡るんだろうか。海外に行くんだろうか。

どこに行くにしてもすごく楽しみだ。


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