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彼女に捨てられて仕事もクビになった俺は、ヤンデレ金髪巨乳女子高生に拾われました  作者: 湯島二雨
第25章…プライベートビーチ

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スカートが捲れてしまいました

 海で追いかけっこをしていた最中、海風で楓ちゃんのスカートが捲れてパンツが見えてしまうというラッキースケベな事故が発生した。


スカートが捲れ上がる瞬間、超スローモーションに見えて目に焼きついた。


ハジメテのパンチラだ。今までずっと鉄壁のガードを誇っていた楓ちゃんのスカートが、ついに決壊した。

絶景の海でさすがの楓ちゃんもちょっと油断してしまったのだろう。絶大な海の力を思い知った。



楓ちゃんのパンツは、なんと縞パンだった。

水色と白の縞々模様のパンツ。


海……大好きな彼女……制服……パンチラ……

男の欲望を欲張りに詰め込みすぎな贅沢なシチュエーションは、太陽の熱にも負けない熱い刺激となって俺の股間を突き刺した。


ヤバイ、鼻血が……俺は口元を手で覆った。



「―――っ! キャッ……!?」



スカートが捲れていることに気づいた楓ちゃんはカアァッと頬を真っ赤に染めて、すごく恥ずかしそうに慌ててスカートを押さえた。


すごく恥ずかしそうに俯いて、両手でスカートを押さえるポーズ……

至高の恥じらい。俺の性癖のど真ん中に深く深く刺さった。



「涼くん……み、見た……?」


真っ赤な顔でジト目で睨みつけてくる楓ちゃん。宇宙一可愛い睨み方で何回刺したら気が済むんだって叫びたいくらい股間に刺さった。


何て言ったらいいのかわからなくて、俺も熱くなった顔を隠しながらちょっとだけ頷いた。



「……涼くんのエッチ」



最近甘々なイチャイチャが多くて罵られることはほとんどなかったから、最高に興奮した。たまに罵倒があるからこそ甘々イチャラブも捗ると思う。だからもっと罵ってほしいって本気で思ってしまった。


楓ちゃんは真っ赤なままこっちに走ってくる。殴られるかと思って俺はビクッと身構えた。

殴られるなんてことはなく、楓ちゃんはそっと俺の胸に顔を埋めた。



「楓ちゃん……?」


「恥ずかしい……顔見ないでほしい……」



恥ずかしがっている顔を見られたくなくて、俺の胸に顔を埋めて隠している……?

可愛すぎかよ。俺を爆発四散させるつもりかよ。俺は心の中で叫びとともに悶絶した。



「……涼くんは確か……事故とかハプニングで偶然見えちゃった、みたいなのが好きなんだよね」


「そ、それは……そうだな……」


去年も同じこと言われたな。否定できるわけがない、好きに決まっている。

自分で捲るとか狙ってやるとかではなく、あくまでハプニングで見えてしまったというのが非常に重要なんだ。事故パンチラでしか得られない栄養というものがある。今のは完璧に最大限に劣情を刺激する事故パンチラだと俺は思った。



「そういえば前に約束したからね……ごく自然に事故でパンツが見えちゃったみたいなイベントを必ず起こしてみせるから楽しみにしてて、って。

で、どうだった? 今の……ご満足いただけましたでしょうか……?」


「そ、それはもう……最高でした……」


「エッチ……まあ、涼くんが喜んでくれたのなら何よりですけど……

~~~っ……でもやっぱり、恥ずかしい……!」



楓ちゃんはさらに俺の胸に顔を埋めてスリスリとした。

身長差的に、俺は楓ちゃんの髪に顔を埋める。いい匂い……肺も浄化されて肺胞が強化されていくのを感じる。


去年までの俺だったら追いかけっこでギブアップしていただろう。修業を頑張ってきたから楓ちゃんのパンチラを拝むことができた。修業の成果が出た。修業を頑張ってきて本当によかった。



愛おしい気持ちが溢れ出して止まらなくて、俺は楓ちゃんをそっと抱きしめた。

背景は海。肌を撫でる海風。大好きな彼女を抱きしめる……まるで映画のワンシーンのようだ。


少しの間だけ、今の甘い瞬間に酔っていたいと思わずにはいられなかった。




―――




 制服のままずいぶん遊んで、俺もいろんな意味で楽しんでいるが、これからが本番だ。

制服の彼女と海で戯れるのも最高に幸せだったが、せっかく海に来たんだからやっぱり水着だろう。


このプライベートビーチ、中条グループ専用の超高級ホテルも当然ついていて水着もたくさん用意されている。

楓ちゃんは女子更衣室に着替えに行った。俺はあっさりと海パンに着替えて、ヤシの木の下で待つ。



待っている間、俺は座禅を組んで瞑想していた。精神統一のため、修業中にもよくやっていたことだ。

これから拝めるであろう、楓ちゃんの水着姿……大好きな彼女の水着姿を見たら鼻血と吐血で天に召されるんじゃないかって思って、少しでも心を落ち着かせようとしている。


楓ちゃんとお付き合いを初めて1年……少しは成長できたかと思っていたが楓ちゃんが可愛すぎて好きすぎて、デレデレしすぎテンパりすぎで楓ちゃんに弱すぎるところは全然変わっていない……


楓ちゃんとは裸を何度も見せ合って何度も交わってさらには挟んでもらった関係なのに。


少しは慣れろよ、順応しろよってずっと思ってる。でも可愛すぎて無理だ。楓ちゃんと過ごす時間が長ければ長いほどいくらでも無限に好きになっていってるから、慣れが全然追いついてない。

楓ちゃんを幸せにするために、もっと余裕を持って落ち着いたオトナの男になりたいのに。


いや、今からでも遅くない。楓ちゃんが魅力的すぎるのは重々承知の上だが、そう簡単には動じない男になるんだ。少しは耐性をつけるんだ。そのために瞑想を欠かさないのだ。

直近で醜態を晒してしまっているが、胸を当てられたりパンツを見てしまったりというのはあまりにも反則すぎるからな。ノーカンだノーカン!


まずは楓ちゃんの眩しい水着姿を見てもいちいち取り乱さないぞ。落ち着いて余裕たっぷりに、『キレイだね』って言うぞ!

できる男はそれができる! 俺もやるぞ!

そう決意しながら、ドキドキしながら楓ちゃんを待つ。



「お待たせ~」



ザッザッとこっちに近づいてくるビーチサンダルの音と、可愛い声が背後から聞こえた。き、来た……!!

期待とワクワクを極限まで高めながら俺は静かに振り返る。


そこには、水着に身を包んだ楓ちゃんが立っていた。



「―――!!!!!!」



心臓に矢が突き刺さり太い穴が開いて、心臓を握り潰されて焼き尽くされた。

はい、完全敗北しました悩殺されました。


水着姿の楓ちゃんを見た刹那、やっぱり楓ちゃんの魅力に順応するのは無理だと再び確信した。

ダメだ無理だ……耐性をつけるなんて無理無理無理。これで平静を保つなんて何億年かけても不可能だ。


瞑想もほとんど無意味。余裕を持って落ち着いたオトナの男になりたいという夢は、もうあきらめよう。

こんなに一瞬であきらめるほど、楓ちゃんの水着姿の破壊力は絶大すぎた。


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