楓ちゃんに挟んでもらいました
チュッ、チュッ、チュッ
何度もキスをくり返しているうちに、はらりと落ちるバスタオル。
いつの間にかお互いに素っ裸になっていてもすぐには気づかないくらい、キスに夢中になっていた。
キスをしながら、俺は楓ちゃんの胸にそっと手を伸ばす。
ふにゅんっ
服も着ていない、下着も着けていない、生の乳房に直接触った。
指先でちょっと触れただけでも、張りのある質感、柔らかさが伝わってくる。触れた瞬間だけで楓ちゃんの乳房に神経を支配された。
脳が信号を送るまでもなく、神経だけで反射的に楓ちゃんの乳房を鷲掴みにした。
むにゅんっ、むにゅ、むにゅっ
やはり手のひらでは収まりきらない。少しはみ出してしまうほどに大きく発育した乳房。
むにゅむにゅと、形や大きさや質感をじっくりと確かめるように揉みしだく。
服の上から、下着の上から揉ませていただいたことは何度かあった。服越しでも下着越しでも十分柔らかくて気持ちいい感触だった。
生で直接揉む生乳の感触は……俺のすべてを投げ捨てても構わないと断言できるほどの極限に極上の感触だ。
なんて柔らかいんだ。俺の手の動きに合わせて自在に形を変える柔らかさ。揉む手を弾いて跳ね返す弾力感。手に吸いつくようなピチピチな白い素肌の質感。
どこをどう揉んでも、極上じゃないところなんて見当たらない。いやあるわけがない。
乱暴にしないように、痛くしないように細心の注意を払って、それでいて大胆に遠慮もなくしっかりと、楓ちゃんの乳房を揉み込む。
柔らかさ、暖かさ、温もりが手に宿る。手がドロドロに溶けてしまいそうだ。楓ちゃんの乳房に溶かされるのなら、手がなくなっても本望だ。
乳揉みの限りを尽くした俺は、今度は楓ちゃんの下乳を下からそっと支えるように持ち上げて、乳に吸いついた。
「ふふふっ、涼くん可愛い……赤ちゃんみたい。ふふふ……」
楓ちゃんは嬉しそうに微笑みながら、俺の頭部をギュッと抱きしめた。
俺の欲望すべて包み込み慈しむような天使の優しさを感じる。
それと同時に、俺の頭を圧殺するような重い愛も感じる。
楓ちゃんにされるなら、圧殺さえも心地良いと感じた。
「あのね、涼くん。実はね、涼くんと赤ちゃんプレイをする可能性に備えて、涼くん専用のベビーカーを作ったんだよ」
「!?」
俺専用のベビーカーって何!?
かなりの衝撃を受けたが、俺は楓ちゃんの乳を吸うのを継続する。ツッコみたかったけど今は乳を吸うのに夢中だからツッコめない。
「涼くんの身長に合わせて、ベビーカーを作らせたんだよ」
楓ちゃんに採寸された覚えはないが、まあ中条グループなら俺の身体データくらい余裕で調べてあるか。
俺のサイズに対応したベビーカーって何なんだよ。そんな大きさの赤ちゃんいねぇよ。そんなもん作って何に使うんだよ。って赤ちゃんプレイか。
赤ちゃんプレイをするかもしれないという理由だけでわざわざそんなもんを作った中条グループのパワーはやはりすごい。すごいしお手数をおかけして申し訳ない。
いろいろツッコみたいけど俺は楓ちゃんの乳を吸うことを優先した。
「そのベビーカーは家にちゃんと用意してあるよ。涼くんがよければ、今度涼くんをベビーカーに乗せて近所をお散歩してみたいな」
う、うーん……楓ちゃんとならそんなプレイでもやってみたいという気持ちがちょっとはあるんだけど、社会的にも絵面的にも相当キツイものがあると思うんだ。ほぼ間違いなく周りの人々を不快にさせてしまうと思われるので、遠慮させていただく方がいいだろう。
すぐに断ろうと思ったけど今はそれより楓ちゃんの乳を吸うことを優先した。
作ってくれた人たちには申し訳ないが存在意義を感じないベビーカーだ。
でも、そんなものまで用意してくれている楓ちゃんの愛の気持ちはすごく嬉しい。
その嬉しさを噛みしめながら、俺は楓ちゃんの乳を吸い続けた。
乳吸いの限りを尽くした俺は楓ちゃんと見つめ合う。
「涼くん、次は何したい……? 涼くんのためならなんでもするよ、私」
「な、なんでも……!」
なんでもするという言葉を脳内で何度もリピートさせながら、視線を少し下に向けていく。
ふるんと揺れる、楓ちゃんのたわわな乳房を見てゴクリと喉を鳴らした。
あれだけ揉んでもあれだけ吸っても、底なしの性的欲求は止まらない。
「……じゃあ、どうしてもキミにシてもらいたいことがある」
「うん、遠慮なく言ってごらん」
俺は楓ちゃんにそっと耳打ちした。
楓ちゃんの頬はボッと着火したように赤く染まる。
楓ちゃんが恥ずかしそうにしてるのを見て、俺もすごく恥ずかしくなってきてしまった。
「ど、どうでしょうか楓ちゃん……もちろんイヤなら無理にとは言わない」
そう言うと、楓ちゃんは首を横に振った。
「ううん、イヤなわけない。涼くんが望むなら喜んでやらせていただきます。ただ、やったことないから上手くできるかどうか不安なだけで……」
「俺も体験したことないし大丈夫。俺がお願いしてる立場なんだから、上手くできなくても全然気にすることはないよ」
「そっか、涼くんもハジメテのプレイなんだ。涼くんのハジメテを私がいただける……ふふふ……嬉しいな。私頑張るね!」
「ありがとう楓ちゃん」
ということで、今まで経験したことのないハジメテのプレイを楓ちゃんと一緒に初体験する。
今……俺のオトコの部分が、楓ちゃんの胸の谷間に挟み込まれている。
ベッドの上で仰向けになっている俺の下半身を太ももに乗せて、胸の谷間に挟んで、シてくれている。
「ど……どうかな……?」
「す、すごく良いです……」
「気持ちいい?」
「……すごく気持ちいい……」
「そ、そっか。すごく恥ずかしいけど、嬉しい……」
恥ずかしそうにしながら濡れた瞳で俺をまっすぐに見つめながら健気に挟んでくれている楓ちゃんの姿に、肉体の芯が溶け尽くされるような性的興奮を覚える。
これホントにヤバイ。初めての体験だけどここまで幸せの極致に到達できるとは……やっぱり俺は重度のおっぱい星人なんだな。全神経を支配されて動けなくなるほど気持ちいい……
「……ねぇ、高井雲母はこんなことしてくれないよね? ていうか、できないよね?」
「……そ、そう、だな……」
「でも私ならできる……ふふふっ……高井雲母にはできなくて私にはできることを提案してくれるなんて、さすが涼くん。私、すごくいい気分だよ」
別に元カノを煽る意図はなかったんだが。あの女はもうどうでもいいし。
ただ楓ちゃんに挟んでもらいたかっただけだ。他の女じゃダメだ、他ならぬ楓ちゃんにシてほしかっただけなんだ。
意図してないところで楓ちゃんは元カノに完全勝利を決めて、とてもご満悦な表情をしていた。
うん、まあ……よかったよ。楓ちゃんも満足してくれて何よりだよ。ウィンウィンなプレイになってとてもよかった。次も絶対シてもらおう。
楓ちゃんの谷間に挟まれながら、俺は絶頂を迎えた。
その後俺たちはもちろん、何度も何度もどこまでも熱く交わった。




