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妖女 美雪  作者: ぴい


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「第27話」勉強

 夏休みの宿題は、彩菜の家で2人で半分ずつ担当してこなすと、ほぼ3日で終わった。4日目に唯一2人では出来ない宿題である読書感想文をやると、ついに全て終わった。


彩菜「終わった〜。私、感想文嫌い。」

 

美雪「そうよね。読みたくもないもの読まされて、感想って最悪だわ。いい感情持てないから、心に嘘ついて心打たれたとか書くのは苦痛だね。でも成績のためだから仕方ないか。」


彩菜の母「あなた達はむちゃくちゃなこと言うわね。書いた人は一生懸命書いたんだよ?ねえ、アイスクリーム食べる?」


彩菜「食べる!」

美雪「わーい。」


彩菜の母「降りてらっしゃい。」



 2人が降りて来ない。


彩菜の母「ちょっとー!溶けるわよー!」


彩菜「お母さん。ずっといるわよ。」



彩菜の母「えっ!」


美雪「透明シールド解除。」


彩菜の母「うわーっ!びっくりした。。」



彩菜「すごいでしょう?」


美雪「透明シールドってカッコいいでしょう?」


彩菜の母「ねえ、ちょっと、そこでもう一度やってよ。」


 2人の姿が消える。


彩菜の母「触ると。。いる!すごいわね。」


美雪「解除。そうなのよねー。触るとバレるのよ。色塗ったりしたらバレる。だから、あまり使い道ない。」


彩菜の母「存在消せないの?」


美雪「考えたけど、危険だからやめたんです。時空を歪ませて中に入るなら可能だけど、戻れなくなる可能性がある。私だけなら、瞬間移動の技で戻れるけど、彩菜が出来ない。危ないことはやめる。」


彩菜「部屋の端に瞬間移動出来るの?」



美雪「んー。出来るけど、危ないからやらない。蜘蛛の巣や、虫がいるだけで混ざって死ぬ。埃すら危ないみたいなの。秘伝書に書いてある。だから、絶対やらない。」


彩菜の母「へえー。ああ、アイスクリーム食べなさいよ。」


彩菜「はーい。」

美雪「いただきまーす。」


 

美雪「お母さん。今年、メロンいっぱい作ったから、プレゼントするね。実家に行く前に食べれると思います。」

 

彩菜「旅行、2週間後だね。楽しみ。そういえば、お母さん。今年、おじいちゃんの法事は?」


彩菜の母「もう行かなくて大丈夫よ。1年目だけで大丈夫。」



美雪「そっか。。おばあちゃんに会いたいな。。」


彩菜の母「何か方法があれば。。私、可能性はあると思うの。」



美雪「宿題終わったから、お泊まりはお互いに今日でおしまいです。」


彩菜の母「えっ。もう終わったの!」


彩菜「高校って夏休み前に宿題渡されるから、ある程度終わってたの。厄介なのを手分けして一気に終わらせたの。お母さん。収穫してくるわ。きゅうり要る?」  


彩菜の母「2本くらい欲しいな。」


彩菜「持ってくるわ。美雪。収穫と発送しましょう。私、5個も売れた。」


美雪「すごいな。。私は3個。」


彩菜の母「ねえ。毎日売れるの?」


彩菜「だいたい毎日売れる。土日が増えるのよ。旅行中はフリマも休止しないといけないわね。」


美雪「トマトよりきゅうりのほうが売れるわね。私、トマト以外を考えようかな。でも難しいな。。」


彩菜の母「枝豆とかは?」

 

美雪「豆系は虫がすごいんです。前にサヤエンドウをやったらすごくて。。他に影響出そうだから、怖くて。」


彩菜の母「私、思うけど、あなた達別々のもの作らなくても一緒に作って山分けでいいんじゃない?大根、イチゴ、きゅうり、メロンは儲かるみたいね。あとナスか。他にも、いろいろ試してみるのもいいと思う。」


美雪「ダメだったのはスイカと白菜、キャベツかな。みんなデカいやつは輸送費で儲からない。白菜とキャベツは虫に食われるから、まともに出来なかった。」


彩菜の母「儲かるのがあるなら、冒険もアリよ。新たな発見があるかも知れないから。」


美雪「そうですよね。考えてみます。あっ!そろそろ帰ります。彩菜。来る時連絡して。私、しばらく技の研究に集中するわ。」



 2人は野菜を収穫して発送を終えた。


彩菜「ねえ。邪魔しないから、空いてる時は見てもいいかな?」


美雪「いいけど。毎日毎日、私じゃ嫌かなって。。」


彩菜「無いよ〜。私達保育園からずっと一緒よ?何年の付き合いよ。毎日楽しくて仕方ないわよ。」


美雪「そっか。。嬉しいな。ありがとう。」



彩菜「帰るわ。」


美雪「気をつけてね。」



 美雪は帰ると、帰省までの間は技の研究に没頭した。彩菜の助言も役に立ち、今までにやった技をより安全に楽にやる方法を確立していった。


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