「第16話」不安
美雪は中学2年生になった。生理が始まり非常に不安を抱えた両親だったが、今のところギリギリ問題なく成長している。
今日は運動会。彩菜の両親と一緒に中学校に向かう。
大輝「やっぱり、彩菜さんと美雪は圧倒的に綺麗だな。。お父さん。お互いに悩ましいですな。」
彩菜の父「彩菜は美少女。美雪さんは美人という感じですかね。普通でいいんですけどね。。」
彩菜の母「美雪さん、なんかおっぱいがずいぶん成長してきたわね。」
佳代「あまりにも魅力的になってきて。。私はすごく不安で。」
彩菜の父「あと10年もしたら、幸せになるさ。悩みはなくなる。」
大輝「10年もまだ悩むのか。。」
彩菜の母「ネガティブですね。お父さんがポジティブ過ぎるのかな?」
彩菜の父「しかし、最近の運動会は楽ですね。昼で終わるんだな。」
大輝「帰りはどうします?」
佳代「待ちます?子供達と一緒に帰りますか。」
彩菜の父「そういえば、彩菜。成績10番になりました。美雪さんが教えてくれたおかげです。ありがとうございます。」
大輝「すごいじゃないですか!なあ、美雪は?」
佳代「あなたは、成績本当に興味ないわよね。あの子。ずっと一番。」
大輝「そうなの!いや、すごいけど。。勉強なんて、どうでもいいんだよ。勉強出来なかった僕が食べていける。普通で十分だ。勉強より大事なことがある。」
彩菜の母「そうね。そういう面でも、美雪さんは立派だと思う。」
競技を終えて、2人がやってきた。
大輝「彩菜さん。あまりにも綺麗すぎないか?メイクして、クオリティー落としたほうがいいかも。」
彩菜「そんなこと言ったら美雪はどうなるの?美雪は遥か上に行ってるから崇高すぎて、誰も近づけないみたいよ。」
彩菜の母「美雪さんは、胸が立派になってきたわね。私、下着メーカーで働いていたから、下着のこと教えようか?目立たないようにする下着もある。逆もあるけど、あなたには必要ないわね。」
佳代「そうなんですか!私、知識なくて。。是非お願いします。」
美雪はモジモジしている。
彩菜の母「帰ったら家に来て。選びましょう。」
美雪「う、うん。」
最後に混合リレーが行われた。
美雪のクラスは最下位。彩菜のクラスはトップでバトンを受ける。
彩菜の父「うわ、美雪さん速いなー。」
美雪は次々と追い抜き、彩菜に一気に追いつくと、緩めて彩菜と並走してバトンを渡した。
彩菜のクラスが一番、美雪のクラスが二番だった。
彩菜の母「美雪さん。すごいですね。」
大輝「えっ?ああ。。」
佳代「いや〜。悩みが増えたなー。。」
運動会が終わり、下校を待つと彩菜と美雪は家族で帰った。帰宅して食事を食べると、美雪は彩菜の家に出かけて行った。
大輝「なんか。いろいろとマズいな。美雪、知らないで妖力使っているみたいだな。」
佳代「あんなスピードで走ったら、世界記録も抜いてしまうんじゃないかな。。だんだんマズくなってきたな。。」
大輝「どうしたらいいんだろう。」
※※※
彩菜の母「美雪さん。裸になって。」
彩菜「うわー。綺麗なおっぱいね。。」
美雪「恥ずかしいよ。。」
母「やっぱり、下着がベストではないわね。彩菜、脱ぎなさい。」
彩菜「はい。」
美雪「えっ!彩菜のほうが大きい。。」
母「小さく見せてるのよ。彩菜は。。Eカップ。美雪さんは。。Dカップに近いCだけど、彩菜より痩せてるから大きく見えるのね。ちょっと!あなたBのブラじゃない。そうね。。これ!布面積がデカい。おっぱいの下が長めなの。これなら自然に体型の起伏がなだらかに見えるわ。着てみて。体操服も。」
彩菜「あっ!全然目立たない。」
母「いいわね。美雪さんはこのタイプが体型に合ってるわ。3色、2セットずつね。」
美雪「パンツとセットなの!」
母「男に見せる時は、揃えないといけないわよ。」
美雪「み、見せないですよ。」
母「好きになったら脱いじゃうわよ。勝負下着もあるわよ。透けてるから、魅力的になる。紐パンもあるけど、いる?」
美雪「だ、大丈夫です。」
母「じゃあ。彩菜の勉強のお礼ね。プレゼントするわ。」
美雪「ありがとうございます。」
彩菜「じゃあ終わりよね。美雪。畑の世話に行こうよ。」
美雪「草抜きましょうか。夏に向けての種や苗を植える準備しないといけない時期だから。」
母「何を育てるの?」
彩菜「きゅうりと玉ねぎ。一応メロンもやってるけど、メロンはダメかもしれない。」
美雪「大根はかなり売れたね。大根は売るには案外いいわね。私、気づかなかった。食べるためなら、そんなに要らないから真剣に作らなかったからな。。彩菜はセンスあるわ。」
彩菜「これから夏にかけて売れたら、最初に使ったお金が帰ってくる。そこからは儲けね。けど、畑やるようになってお金使わなくなったんだ。」
母「気をつけてね。」
彩菜と美雪は畑の作業をする。
美雪「今日中に草抜いて耕して、肥料撒きましょう。明日学校休みだから、種と苗買いに行って、植えましょう。」
彩菜「美雪。メロンなんだけど、別々でやらないで、2人でやりましょう。そのほうが成功する可能性が高いわ。」
美雪「そうね。1個くらい実がなるといいな。。」
大輝「なんだ。帰ってきてたのか。肥料撒くの手伝おうか?」
美雪「助かるわ~。今日の最後の仕事だから。」
大輝が一気に肥料を撒き、畑仕事を終わらせた。
大輝「彩菜さん。手洗って、ジュース飲んだら帰りなさい。両親に怒られるから。」
母「彩菜。いつまでやってるのよ!ごはんよ。」
大輝「お母さん。すみません。ちょうど今、帰るように言ってたところです。彩菜さん。家で飲みなさい。」
母「いつも、すみません。ありがとうございました。」
美雪は、食事を食べると自慢げに「お母さん。ほら。」
佳代「何よ。」
美雪「おっぱい。目立たないでしょう。彩菜のお母さんにもらったの。」
佳代「あら。すごいわね。どうやったの。」
美雪は体操服を脱ぎ「なだらかになる下着なの。」
大輝「美雪。突然脱ぐなよ。びっくりしたじゃないか。しかし、確かにすごいな。。もう一度着てみて。」
大輝「おお、目立たない。すごいな。。」
美雪「わざと目立たせる下着もあるって、透けてた。」
大輝「おいおい。」
佳代「そのうち必要になるわよ。お風呂入ってらっしゃい。」
美雪「うん。」
大輝「しかし、悩みが尽きないな。。」
佳代「そうね。たぶん、幸せってことなのよ。」
大輝「そういえば、純一さんの家にはいつ行こうか。」
佳代「彩菜の両親に聞かないと。」
大輝「ちょっと今から相談してくるよ。」
大輝は出かけて行くと、美雪に聞いたらしく彩菜がメロン食べたいから去年と同じ時期がいいと言ったため、8月の第1週の金曜日から日曜日に行く連絡をして、医師と弁護士も了解した。
大輝「ただいま。」
佳代「どうだった?」
大輝「8月の1週の金曜日〜日曜日で行くことになった。」
美雪「やったー。今日は疲れたから寝るわ。おやすみなさい。」
大輝「わしらも疲れたな。早めに寝るか。」
佳代「そうね。明日から仕事だもんね。」
運動会に加えて畑仕事の疲れもあり、いつもより早めに寝る一家だった。