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わたしの中の一番古い記憶

作者: あまなす

わたしの中にある、わたし自身の一番の古い記憶

家の前にある広場で遊んだときのこと

雪の中、雪だるまをつくったり

雪ですべり台をつくったり

それを家族みんなでやった記憶


三才くらいだったのかな

記憶としては、おぼろげだけれど

写真がちゃんとあるから、確かなこと


お気に入りだったピンク色のスキーウェア

モコモコの感触が好きだった

歩くとカサカサすれるあのわずかな音も

小さかったわたしには心地よかった


雪で太陽の光が反射して、なのかな

まぶしそうにカメラを見ているわたし

かじかんだ手は、きちんとピースができていない


「こんなに雪、降ったんだね」

とわたし


「昔は、このあたり、よく雪、降ったのよねえ」

と母


いまは、あんまり降らなくなってしまった

理由は、知らないけれど


今年、珍しく雪がだいぶ積もった

雪だるまをつくり、雪ですべり台もつくった

あのときの写真を持ち出して、比べてみたら

まったくおんなじだった


けれど、そこには、いない

あのときのわたしだけが、そこにいない

スキーウェアは、もうすでに家にはなくて

恥ずかしいからピースはできなくて

でも、まぶしそうにカメラを見てるのだけはおんなじだった


あのときの写真の横に、いまの写真を並べてみる

今度は、わたしの子どもと一緒に

そうなるといいなあ


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