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06 自由


 仮設冒険者ギルドの受け付けで、ふたりの冒険者登録は完了。


 冒険者カードに記載されてるイオちゃんのレベルは俺とそんなに変わんないし、種族も人族なのね。



「真の情報を記載されると、厄介ごとに巻き込まれる可能性が非常に高いので、隠蔽偽装しての登録です」


 だよね、"天使"だもんね。


 みんな、うらやましがるよね。



 で、俺の方は、偽装無しでの素の情報ですよっと。


 ……弱々だね、俺。


 森歩きを問題無く出来る程度だと、強いってわけじゃ無いんだね。



「将来的には、レベルが上がったアマツさんの情報の隠蔽偽装も必要となるでしょう」


 そうだね、イオちゃんと一緒にいると、あっという間にレベルが上がっちゃいそうだし。


 てなわけで、これからどうしようかな。



「この村で依頼を受けて冒険を楽しむ」

「先に進んでこの世界での旅を楽しむ」

「あの洞窟に戻って隠遁生活を楽しむ」

「アマツさんが自由に暮らすことが、神様の望みです」


 じゃあ、自由にやらせてもらいますか。


 えーと、今あるお金で、ここの宿だと何泊くらい出来そう?



「ふたりでひと部屋、連泊割引を利用すると、食費など諸々込みでもこの村でひと月ほど生活可能な資金があります」


 じゃあ、しばらくこの村で暮らしてみようか。



 ---



 ここ、アルビ村でのふたり暮らし。


 結構楽しく暮らせてますね。


 冒険者としてギルドで依頼を受けて、お使いしたり採取したり討伐したり。


 イオちゃんのこと、いろいろ教えてもらったり。



 イオちゃん、マジ無敵。


 いわゆるステータスカンスト状態。


"人族"のカンストどころじゃない、"天使"のカンストですから、強さマジハンパ無し。


 こっちの世界に存在する魔法も、マジで何でも使い放題。


 歳を取らない無敵の身体、全ての知識が頭の中。


 実は食事も睡眠も不要。


 本当、マジ無敵。



 その上可愛いくて素直。


 俺なんかにはもったいないくらいの、最高の嫁さんです。



 あー、俺ってまさにヒモですよね、この状況。


 でもいいよね、神様が自由に楽しく暮らしなさいって言ってるんだから、


 めいっぱい楽しまなきゃ。



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