表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短文 放られた目

作者: 目隠し蹴破り

なんとなくで書いた文章に自分なりの解釈を後付けしてみた。陰鬱な性格がでているし、厨二と言って差し支え無い程度には痛々しい。

目を逸らしたくなるね。

⑴陰鬱な気分で下げた視界に白い地面が映った。それは光を反射してとても眩しく、僕はさっと目線を上へと逸らした。


⑵取り壊し途中と見られる古い家屋、家に沿うように設置された木枠と屋内の散々たる様をなんとはなしに見つめた後に、僕はそっと目を逸らした。


⑶白い服を来た2人組の女の子が目に入ったと同時、その内の1人と目が合った。咄嗟に目を逸らした後に残ったのは、そこはかとない罪悪感と言い訳をする心の内だけだった。




<書いた僕の端書き>


⑴→視界が視線になることで視野が狭まっていることを表している。下げた視界に映る眩しい地面は人それぞれで、ガリ勉陰キャ君としてはカースト上位のパリピ勢かもしれないし、パリピ君としてはひたむきに努力する優等生かもしれない。上下の定義も人それぞれ。

自分にない輝きを認めたくなくて形成された狭い価値観。


⑵→古い家屋が潰されるのを長く続いた安寧が崩れる様と重ねて見るが、それに実感が追いつくことはない。社会情勢や自身の立場に危うさを感じる反面で根拠の破綻した安心を捨てきれないことの投影。

栄枯盛衰、興亡、栄華零落。


⑶→じっと見ていたと勘違いされてそうで罪悪感と気まずさが残る。たまたまそっちに目がいっただけで見ていたわけではありませんやましい気持ちは無く怖がらせるつもりも怒らせるつもりも一切…被害妄想。

僕は自身の目を乱雑に部屋の隅へと放り投げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ