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オトメクオリア  作者: invitro
第六章 燃える魔法
111/119

40 母と子と…

「ハハハ、同窓会なんてしてる場合じゃねーか。お前らがここにいるってことは高見と油小路を殺したってことだもんなぁ、ハハハハッ」

「トナミ様お下がりください……くっ」

「おう、そうだったな、ってメナスはそっちに集中しろよ」


 メナスの手を強引に振り払ったポーネットは、そのまま迷わず聖杖で殴りかかった。人間の可能性を超えた怪力を、メナスは持っていたメイスで受け止める。

 聖遺物“波乙女の杖”は、鋳造された一般僧兵の使うメイス程度なら触れた瞬間に叩き折る。しかし、そのメイスは鉄柱と呼ぶ方が正しい。直径5cm、長さ1.5m、重量20kgはある鉄の塊である。メナスはそれを軽々と振り回す。


「ポーネット、引きなさい。あなたはあの女に騙されているのよ!」


 メナスはポーネットを傷つけないように、ぶつけた柄で押さえつける。その視線が向かう先はラウラだ。彼女達の襲撃で最も優先度の高い目的がラウラの殺害であることは明白だった。


「うるさいっ! わたくしの不幸は――オマエだ!」


 聖遺物の力を引き出してメイスを払う。振りかぶった聖杖をメナスの頭上へと振り下ろす。攻守が逆転し、今度はメナスが抑え込まれる形になった。


「このっ……本気で母を殺そうとしましたね!」

「わたくしの母は女神様ですわ! それにッ、わたくしには妹と弟を殺された復讐を果たす義務がある!」

「そ、それは…………」


 ポーネットの殴打は怒り任せの暴力だった。

 剥き出しの感情、これまで整理のつかぬまま抑えていた怒り。メナスの突然の襲撃でそれが振り切れてしまった。まずは話を聞くとラウラとの約束も忘れ、混乱のままに何度も聖杖を振りかぶる。


「止め……ないと……」


 明確な怒り恨みがあっても、そこにはまだ殺意がない。

 激情に駆られ、答えを出さぬまま人を殺せば後悔になる。

 止めに入りたいが、ラウラはまだ動けないでいた。苦しげに浅い呼吸を繰り返し、横になったまま上半身を起こすのがやっとだった。

 いつまでも治療の終わらぬラウラと幽村を見て戸波がくすくすと小さく嗤う。


「やっぱりか。化け物になった油小路を仕留めたんだ、お前ら全員神気切れなんだろ。そんで、頼みの綱の聖女さまもそのザマじゃどうにもできないってな」


 ラウラの治療を中途半端なところで止めていた幽村。氷による防壁も張れず、すり足で密かに逃げようと距離を取っていた青木の顔が歪む。図星を突かれ、自身の不調を易々と悟らせてしまうマヌケな態度を大声で嘲笑うが――戸波はこの隙を攻めるつもりはなさそうだった。



「ああ、少し待ってくれ。オレはもう藤沼や御影さんに協力する気はねえんだ。青木がそっちにいるなら尚更これ以上揉めたくねえし」

「戸波……」

「高見と油小路が二人がかりで完敗するようじゃ、アイツらの組織も頭下げて寄生する価値なさそうだしな」

「そっちが本音かよ。なら何しに来たんだ」

「だから待てって言ってんだろ」


 ラウラ達を放置して、護衛の兵と離れていたエピクロスの下へ近づく。


「は、母……? 義母上様と、ポーネット殿が、親子? ……え、なぜ、どういう……」


 エピクロスは、メナスの実子は死んだと聞かされていた。

 しかもポーネットと弟妹。三人も子供がいたなどと完全に初耳である。

 義母と呼ぶほどに心酔していた女性の過去を知り、茫然自失となっている。


「すまねぇな皇子。この後どうなっても、アンタとはこれでお別れだ」

「……貴様、何を言っている」

「アンタにはまあ……牢屋にぶち込まれたり色々あったけど、こっちも利用させてもらったからな、ちっと長い昔話を聞かせてやる」


 戸波は地面にへたり込んだエピクロスに合わせて膝をつく。体はエピクロスと向き合ってはいるが、その姿勢は別の誰かに聞かせる様だった。






 それは、とあるお姫様の話。


 その少女は小国の姫に生まれた。この世界とは違う場所から来た転移者の血が色濃く出たせいだろう、彼女の成長は普通の人間よりも早かった。年を十も数える頃には大人顔負けの美貌を持っていた。

 お姫様の美しさはすぐに近隣諸国でも噂になった。様々な貴族、王族が彼女を一目見たいと小国を訪れた。そして彼女を欲した。絶大な力を誇る宗主国の皇帝までもが幼いお姫様を欲したのだ。


 お姫様の父親である国王は、皇帝から求められるまま娘の婚約を認めた。

 国民皆が姫は国のために犠牲となるのだと悲しんだ――が、事実は違った。お姫様は肉体だけでなく精神も常人より早熟だった。お姫様は年の離れた皇帝と恋に落ちていたのだ。皇帝の下へ嫁ぐ前から、逢瀬の際に身体の関係を持っていた。

 皇帝はお姫様に夢中となり、他の王妃、それまで抱えていた妾達を蔑ろにした。皇帝とお姫様に悪気があったわけではない。しかし、恨みとは人知れず買うものだ。お姫様が帝国へと嫁ぐその日、王国と帝国の国境で姫の一団が襲われた。


 お姫様はどうにか一命を取り留めたが、記憶を失っていた。

 生き延びた森で命を助けてくれた狩人の男と暮らすようになる。

 少しの間、狩人と幸せに暮らすも、男は狩りの途中、魔獣に負わされた怪我が原因で死んでしまう。


 そして、狩人の死の直後だった。

 お姫様は自分が妊娠していると気づいた。

 しかし、腹の膨らみ具合からして、狩人の男と初めて結ばれた日と胎児の成長が合わない。お腹の子は、お姫様が記憶を失う前に授かったものだった。


 自分の産んだ娘ではあるが、誰の子かわからない。

 お姫様は自分の子を愛せなかった。

 自分の子だとさえ思えなかった。

 愛した男と暮らした家に、知らない男の子供がいる。

 気味が悪い。

 気持ちが悪い。

 赤子の泣き声を聞くとイライラしてつい当たり散らしてしまう。

 生活が荒み、お姫様のかつての美貌はくすみ、赤子には傷が増えていった。

 ある日、狩人の親戚を名乗る男が現れた。その男はお姫様と娘の生活を見て、娘を預かると言い出す。お姫様はこれ幸いと自分の娘を渡した。


 望まぬ子育てから解放され、お姫様は新しい人生を歩もうとする――が、どうにも気が晴れない。娘を愛してはいなかったはずだ。そのはずなのに、日々罪悪感に押しつぶされそうになる。


 それまで以上に荒んだ生活をしていると、近くへ立ち寄った巡礼中の神父と知り合った。お姫様は救いを求めて神父についていくことにした。



 しかし、お姫様に救いは来ない。

 神父は現在では教会で名を語られることもない、存在を抹消された男。数ある“愛の教会”分派の中でも史上最悪と言われた男だった。

 神父は人心を掴む話術に長けていた。心の弱った女を騙しては洗脳していた。成長し、子を産み、かつての美貌を取り戻しただけでなく以前にはなかった色香まで纏うになったお姫様も出世の道具として利用された。


 お姫様は神父にあてがわれるまま幾人もの男に抱かれた。

 男達は皆、我を忘れるほどお姫様に溺れた。一度の情事では飽き足らず、独占しようとした。お姫様を抱くための競争は激しくなり、たった一晩結ばれるために多大な財を神父へ渡すようになっていった。

 豊満に実った乳房を狂った獣の様に貪り、女の体を押さえつけて心臓が破裂しそうになるほど懸命に腰を振る。そんなことのために破滅していく馬鹿で情けない男達――しかし、その熱に自身もあてられてしまったのか、男に抱かれている時は捨てた娘の事を忘れられた。快楽に身を委ねている時は何も考えないでいい、つらい過去を思い出さない。神父に教えられた通り、男に抱かれる事が幸せだと思い込んでしまった。


 神父が司教の座まで出世するにつれ、お姫様も教会での地位を駆け上がっていく。聖遺物への高い適性もあり、ほんの一年足らずで使徒座の巫女にまで上り詰めていた。


 だが、どれだけ権謀術数に長けた神父も失敗をする。異例の出世をして増長した神父は、使徒座と戒座の長である二柱の精霊を怒らせた。人とは違う価値観で生きる精霊に、神父が取り入る隙はない。

 そうなれば、神父の命運が尽きるのはあっという間だった。神父に従っていた自分も粛清される――そう考えたお姫様は、聖遺物と神父の遺産を持って教国から逃げ出した。


 しばらく辺境をさ迷い、二度目の妊娠が逃亡するお姫様の足を止めた。

 今回も誰の子かわからない子だ。愛することはなかった。

 お姫様は一人目の娘を預けた家の前へ行き、産んだばかりの双子を置いてきた。

 深い考えはない。狩人の親戚の家は大きく、姉もいるなら面倒を見てくれるだろうと勝手に思っただけだった。


 二度目の出産の後、お姫様はまたしても罪悪感を覚えるようになった。精神が不安定になり、毎晩昔の夢を見るようになる。そして、少しずつ記憶を失う前のことを思い出していった。

 記憶を取り戻したお姫様は、最初に愛した男を頼りに帝都を訪ねる。だが、既にその男は病死していた。

 故郷もなく、愛した男もいなくなり、もうどこへ逃げればよいのか分からなくなったお姫様を保護したのは、最初に愛した男の息子だった。


 お姫様はまだ乳が出たため、乳母として宮殿に残る事になった。

 宮殿には教国から戒座の刺客が来ることはない。生命の安全を保障されただけでなく、欲しい物は何でも手に入る贅沢な暮らしだ。ただ、いつも胸には空虚な風が吹いていた。

 必死に生き延びることから解放されて初めて気がついた。お姫様は幸せが何かわからなくなっていた。



 それから数年後、どうやって居場所を突き止めたのかは不明だが、教国で気をかけてくれていた老神父がたまに訪ねてくるようになる。

 老神父は非常に珍しくお姫様の色香に一切の興味を示さない堅物だった。だから彼にだけは気を許していた。しかし、その老神父が持ってきた報せで、お姫様は落ち着きはじめた心がまた不安定になる。


 老神父の話では、預けたはずの娘が教国にいるという。

 どこかで勝手に幸せになってくれればいい、ぐらいに考えていたが、娘は相当過酷な人生を強いられていたようだ。老神父の話が信じられず、悩んだ末、お姫様は娘の足跡を自分の目で確認しに向かった。



 狩人の親戚という家は焼け落ちて廃墟となっていた。仕方なく周囲で話を聞くと、想像もしていなかった事実が判明した。

 その家は狩人とは親戚でも何でもなかった。狩人の親戚と名乗った男は全くの他人。お姫様の嫁入りの際、帝国から迎えに出た部隊の一人であり、お姫様の素性を知っていたのだ。それどころか、先帝の妃から依頼を受けて嫁入りの襲撃を手配した犯人でもあった。皇帝の娘を預かった理由は、皇室から金を揺すろうとしていただけだった。


 当然、娘の後で置き去りにした双子の面倒などまともに見ていない。最初の内は、またお姫様がお金を置いていってくれると期待して世話をしていたそうだが、寒波による飢饉が訪れた年に死んでしまったらしい。


 男は娘を脅迫の道具として使うため、先帝とお姫様の面影が出るまで成長を待っていた。しかし、娘の身体は母親と同じく早熟であり、齢十になる前だというのに美しく成長した。そのせいで男から襲われたのだという。

 この時、娘は犯される前に男を刺して逃走。町から姿を消した。汚い一物をおっ立てた全裸の男が血塗れで走り回っていたからか、多くの町民が覚えていた。

 その後、自暴自棄になった男は酔うと失った娘の話を吹聴するようになり、先帝が戦争を起こした理由も、男が先帝には娘がいると情報を漏らしたからだと話したという。最後は家で何者かに斬殺された件も町の記憶に強く残ったようだ。


 そこからの足跡を辿るには、更に一年の時間がかかった。

 娘はたくましく、スリや乞食で生計を立てながら町を転々としていたが、武術の達人である老神父から財布を盗もうとしたところを捕まって教国へ身を置く運びとなった、と確認できた。


 長い旅をしてまで全てを知ったところで、後悔こそあれ、お姫様は娘に愛を感じていたわけではない。

 だが、先帝への愛を思い出しているのに、娘への愛を感じないのはどういうわけなのか。お姫様は娘の足跡を追う旅の後、今度は自分が女として欠陥を持って生まれてきたのではないか、自分は生まれてきたのが間違いだったのかと悩むようになる。




 それからまた数年後、お姫様は魔法使いと出会った。

 魔法使いの力で心を癒してもらうと、途端に娘への愛を覚えたのだ。

 自分は欠陥品ではなかった。ただ、大事な物を失いすぎたせいで、心が何も感じないように鍵をかけていた。安堵と同時に強い後悔に苛まれる。


 お姫様は考える。

 ひどいことをしてしまった。

 娘にどうやって償えばいいのか。

 そして考え抜いて答えを出した。

 娘にとってあるはずだった最良の人生、皇女として相応しい人生を取り戻してやることが、母親として最後にできる務めだと。






「……まぁ最終的に何をしたかったかってーと、メナスはエピクロス皇子に帝位を取らせてから、それを娘に譲らせるつもりだったわけだ」

「私は……実の娘のために……利用されていただけだというのか」

「どうかなー。でもこの話をするように頼んだのは、アンタに対する誠意だと思うぜ」

「誠意、か……しかし、それは愛ではない……」


 取り繕った適当な慰めを口にするが、エピクロスは顔面蒼白となり自分の足で立つ気力すら失っていた。

 これほどまで気落ちした人間に、継承権争いを続けるなど不可能だろう。メナスは、デモクリスと比べてエピクロスには甘えがあり、能力でも劣ると知っていた。このまま競い続ければ、いづれ訪れるであろう最悪の結果だけは避けたかったのかもしれない。



「さて、待たせたな……このタイミングを狙ってお前らに会いに来た理由だけど、メナスが聖女だけは殺さないといけないっつうからだ。このままだと娘が神父に騙された自分よりひどい人生を歩むことになるってよ。だから、ここで死んでくれや」


 戸波はちらりと横目でメナスの様子を窺う。

 先程よりも迷いが強くなったせいか、ポーネットの攻撃の手は弱まっている。しかし、娘を気遣うメナスが傷つけないように抑えられる相手ではなさそうだ。ならば、メナスの願いを叶えるために自分が戦うしかないと決心する。


「戸波……魔法に呑まれましたね」

「ああ、最初は女を好き勝手できる最高の魔法だと思ったんだけどよぉ……気づいたらオレの方もメナスに入れ込んじまってなぁ……」


 戸波は毒気の抜けた顔で頬をかいた。


「正直、嬢ちゃんには何の恨みも……無くはないか、雪山でさんざんボコられたしな。でもまあ、それはいいんだ。ただ……メナスが望むからオレはお前を殺す」

「させると思うか」

「どけよ幽村、テメーらに用はねえ」


 ラウラと戸波の間に幽村が立つ。

 まだ起き上がることすら難しいラウラだが、幽村に守られているという事態が最も許せなかった。戸波よりも幽村の方を悔しそうに睨みつけている。


「オレは今かなり気分がいい。あの女じゃポーネット様に勝てねェだろーよ。見逃してやるから消えろ」

「戸波、オレ達友達だろ。バカなマネはやめてこっちで楽しくやろうぜ」

「背に腹は代えられませんか。戸波の魔法は危険です、殺ってしまいなさい!」

「だから見逃すっつってんだろ」

「く、くく、ははははっ、見逃す? 冗談だろ」


 仲裁しようとする青木、野次を飛ばすラウラを無視して、戸波は腹を抱えて笑いだした。


 戸波の魔法は、以前カーディン山脈で自己申告していたように、女性にだけ効果のあるものだ。自分自身の戦いに使えるタイプではない。

 しかし、聖女はメナスの一撃を受けて動けない。幽村は聖女の治療を途中で断念している。魔法を使えない証拠だ。高校時代、仲の良かった青木は殴り合いのケンカなどろくに経験がないと知っている。輪島に至っては戸波が何をしようと興味がないのか、ラウラから受け取った手紙をじっと読み続けている有り様だ。戸波は自分の勝利を疑っていない。


「他の連中はまだ勘違いしてるみたいだが……幽村、オレはなぁ……テメーが本当は弱いって知ってんだよォ!!」


 幽村さえ殴り倒してしまえば、あとはどうとでもなる――戸波は助走をつけて幽村の顔面を殴りつけた。目を瞑り、避けるそぶりすらしなかった幽村の右頬に、戸波の強烈なパンチが刺さっている。だが、幽村はわずかに首を後ろへ傾けただけだった。


「な、なんで……ウソか! まだ魔法を使えたのか、ハメやがったな!」

「魔法は使ってねェ。神気切れだってお前が言ったんだろ」


 戸波は暴力が蔓延る緋龍高校でも腕自慢に属する不良だった。多々良双一という絶対的な怪物を除けば、タイマンで負けることはないと考えていた。あまりにも平然とした様子に異常を感じた戸波は一歩後退する。


 異世界に来る前、戸波はケンカになりそうな相手の情報を集めていた。幽村は地元でこそ恐れられていたが、それはナイフを振り回すキレた奴だという噂しかなかった。高校では番長・多々良双一に負け続け、一年の頃は先輩の不良達にも幾度となく敗北していた。戸波の知る幽村悟は噂通りの不良なんかじゃない。ただの雑魚――のはずだった。


「お前の言う通り、オレは確かに弱ェ……ケンカは苦手だ。痛いのは嫌いだし、殴られそうになると目を瞑っちまう。不良に囲まれた日なんか怖くて足が震える。でもな」


 幽村は黒い法衣の帯を解き、ボタンをゆっくりと外していく。


「あれから、もう三年以上経つか……高校の入学式があったあの日から、オレは筋トレだけは一日もかかしたことがない」


 法衣を脱ぎ捨てる。

 薄着になった肉体は、シャツの上からでも分かるほど厚い筋肉に覆われていた。ラウラの瞳にも、幽村の姿が身長はほぼ同じ戸波よりも一回り大きく映った。


「魔法に呑まれて、他人に言われるがまま人を殺すだ? ふざけんな、流されてんじゃねェよ戸波。オレが自分らしく生きることの大切さを教えてやる」











「やべぇ! 幽村がかっこよく見える!」

「どっちがエセ聖職者か分からなくなってきましたな」

「うっせ!!」


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