表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

四話

 「そういや、先週の道徳の課題やった?」

 「ああ、もう終わった。将来の夢についての作文のやつだろ。プロサッカー選手にしたわ」

 伸一がまた蹴り返してくる。

 「まじか。全然やってねえんだよなー」

 「そりゃやばい。明日提出じゃねえのか?」

 「そうなんだけどな」

 秀太は将来のことなんて考えたこともないし、伸一みたいに夢中で打ち込んでるものもない。

 どうしようかと考えていると、ボールを蹴り損ねた。

 ボールに変な回転がかかり、あらぬ方向に飛んで行った。

 「すまーん」

 伸一が走ってボールを取りに行く姿を見て、秀太は申し訳なく思った。


 ふと、グラウンドを見渡すと、反対側で同じクラスの顔ぶれがサッカーをしているのに気が付いた。

 その中に、島田優人の姿が見えた。

 島田もサッカークラブに所属しているらしく、よくグラウンドで友人を連れてボールを蹴っているのを見かける。

 島田は身長が高く、威圧的な物言いをするので、秀太は苦手だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ