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異世界物ノ怪事変  作者: 中毒者
1/3

異世界転移(ありふれてるなぁ)

この度、人物像、バックストーリー、ストーリーを何から何まで書き直すことといたしました。

まぁ、誰も見てないしいいよね

あ、サブタイは他の作品とな〜んにも関係ないので

朦朧としていた意識が急激に覚醒すると、そこは中世ヨーロッパ風の部屋だった。


あんまり寝心地が良くないベッドから起き上がって、僕、大脇唯(おおわきゆい)は辺りを見回す。


「いや、どこ……ここ……?」


確か今日は学校に行ってから僕の嫌いな体育の授業を終えた後、次の授業のチャイムが鳴ると同時に窓の外が光って、気が付いたらこの部屋で寝ていたと。


「誘拐……?誘拐だったらなんでこんな豪華そうな部屋に……?」


必死に考えていると不意に部屋のドアが開いた。


すわっ⁉︎誘拐犯か⁉︎と思って身構えていたら、凄い綺麗なメイドさんが立っていた。


「大脇唯様でございますか?」


「ヒャ⁉︎ひゃい‼︎」


突然な質問とリアルメイドを目の前にしてうっかり噛んでしまった……。


悲しいかな、学校では彼女どころか女友達が一人としていない僕には綺麗な女の人に突然話しかけられて緊張するなと言われる方が無理なのである!


メイドさんはそんな僕の思いをよそに、淡々と要件を伝えた。


「国王様がお呼びです。至急、謁見の間まで私と御同行願います。」


そして、僕はそのまま謁見の間とかいう所について行った。


そこには僕の他にも僕が通っている高校に通っている同学年の生徒達(多分)が集まっていた。


よくみると先生達や僕の親友もいる。


「ここで少々お待ち下さい。」

そう言ってメイドさんは離れて行った。


生徒達は混乱しているようで普段から仲の良かったであろうグループでこの状況を話し合っている。


そんな中、僕は僕の一番の親友に話しかけた。


「良かった、ハルトも来てたんだね。」


「ん?あぁ!唯君ではありませんか!大丈夫そうで何よりです。」


彼の名前は御影陽斗(みかげはると)

前に言った通り僕の一番の親友である。

特徴は眼鏡を掛けていることと、誰にでも敬語を使うことである。

決して僕が親友ではないからではない!……よね?


「それにしてもここ何処だろうね?」


「私にも分かりません。少なくとも日本ではないと思います。」


「え⁉︎日本じゃないの⁉︎」


「えぇ。最初に起きた部屋の窓から外の景色を窺ったのですが、街並みが中世ヨーロッパ風のものでした。

少なくとも日本ではないでしょう。」


「それじゃあ、ここ……どこ……?」


「分かりません。ただ偶然外にいた鳥を見つけることができたのですが……」


「どこの鳥だったの……?」


ハルトは生物に関する知識が博士並みに凄く、どこにいる鳥か分かれば僕達の居場所を割り出せると思ったのだが……


「僕も見たことがない鳥でした……。」


「え⁉︎それって新種ってこと⁉︎」


「いや、見つけた場所が街の真上だったので新種だったらもうとっくに見つけられているでしょう。」


「えぇ……それじゃ、ここは一体どこ……?」


そんな話をしていると、生徒達の前にいかにも偉そうなおっさんがやって来てこう言い放った。


「国王様がいらっしゃる‼︎諸君、私語は慎しむように‼︎」


そう言い終わると脇にはけていった。


次の瞬間、大音量のファンファーレが左右から聞こえてきて、体が一瞬ビクゥッ‼︎ってなった。


そして壇上の横の扉から中年のおっさんが現れた。


その体は肥え太っており、しかし誰よりも豪華そうな衣装を身に纏っていた。


さっきの偉そうな人の言い分だとこの人が国王なのだろう。

失礼ながらこの人で大丈夫なのかと思ってしまう。


その人が壇上の椅子に座るとさっきの偉そうな人が横に出てきて話し始めた。


「この方はアイギス王国第376代国王アイギス=ルイ=ランドロス1世である。」


アイギス王国?何処だそれ?

隣のハルトの方を向くが首を振っている。


そうすると突然国王様が話し始めた。


「異界から来た勇者達よ。ようこそ我がアイギス王国へ。私がアイギス=ルイ=ランドロス一世である。

突然ではあるが貴殿らにこの世界を救って欲しいのだ。」


そこからの王様の話を要約すると、


この世界は僕たちの元いた世界とは違う世界ということ


この世界は魔族の王、魔王によって危機に瀕しているということ


それを見兼ねた女神アウロラが異世界から僕達を召喚したこと


などなどである。


……要するに、


「私達に魔王を倒して欲しいと言うことですか?」


そう一人の生徒が質問すると、


「うむ、その認識で間違っていない。」


そう国王は答えた。


そうすると、大半の生徒達は一斉に不安を露わにした。

当然だ。よりにもよって僕たちは銃を持つことすら固く禁じられてられている、「喧嘩するより話し合い」がモットーの日本学生だ。

それがいきなり戦争に駆り出されると聞けばそりゃ不安だろう。


なお、一部の男子諸君はちょっと嬉しそうである。

多分その男子達はラノベなどを読み込んでいる、いわゆる“オタク”なのだろう。

俺TUEEEを決め、美女とハーレム三昧を妄想していそうだ。


僕?僕は勿論喜んでるよ!バッリバリのオタクだよ!異世界だよ!やったね!


「貴殿達が不安になるのもわかる。が、貴殿達は女神様から強力な力を授かっておる。それを今から確認する。」


そう言うと、さっきの偉そうな人とは違う祭司っぽい人が壇の前に大きな水晶が乗った台を置いて話し始めた。


「今から一人ずつこの水晶に触れてもらいます。

水晶に触れると触れた方に女神様が授けてくださった能力“祝福(ギフト)”が表示されます。

訓練の仕方などの参考にさせてもらう為、これは必須です。

では、最初に触れたい方、どうぞこちらへ。」


「へっ!最初は俺だぁ!」

そう言って飛び出したいかにもやんちゃそうな男子は赤井竜也(あかいたつや)君。

結構なやんちゃ坊主であり、学校だと担任の先生とよく言い争っている。


「この水晶玉に触ればいいのか?」


祭司っぽい人が頷くと、赤井君は元気よく水晶玉に触れた。

すると、水晶玉から煙が発生し、赤井君の腕に纏わり付いた方思うと次の瞬間、赤井君の目の前に半透明の板が現れた。

「うぉ⁉︎」と赤井くんは驚いていた。


ちなみに僕は最前列だったのでその文字をギリギリ読むことができた。


書いてあったのは、


名前:赤井竜也

種族:人間

祝福:竜騎士(ドラゴンライダー)

Lv1

HP:20

MP:15

攻撃力:10

防御力:8

魔力:5

素早さ:9

適性魔法:火属性

《スキル》

竜の咆哮(ドラグーンハウリング)


だった。

名前の通り竜に関係があり、赤だから火属性。

すごくわかりやすい。

 

赤井くんを皮切りに他のみんなも次々に水晶玉を触りに行った。

でも一学年といえども800人はいる。

城の水晶玉は全部で8個。

結局並びに並んで全員触り終わったのは一時間後だった。


因みに僕のステータスはこれ


名前:大脇唯

種族:人間

祝福:操土師

Lv1

HP:18

MP:19

攻撃力:5

防御力:7

魔力:10

素早さ:3

適性魔法:土魔法

《スキル》

土の弾丸(アースバレット)


強くもないし弱くもない!至って普通!ザ・裏方!

こんなんで俺TUEEEなんてできるか、ちくしょう!


そんな中、一人だけ飛び抜けてるのがいましたわ。


名前:磯貝春間(いそがいはるま)

種族:人間

祝福:勇者

Lv1

HP:23

MP:20

攻撃力:18

防御力:16

魔力:20

素早さ:15

適性魔法:全属性

《スキル》

・勇者の威光

限界突破(オーバーパワー)


全項目が二桁乗っててしかも全員の最高地に近い。

それだけじゃなく唯一のスキル二個持ち。

やっぱりなんでもできるマンは違うな〜。


彼は磯貝春間。さっきいったみたいに勉強、スポーツ

なんでもできる。加えてイケメン。

こういうやつ学校に一人はいるよね〜。

比べてると自分が惨めになってくる。


周りの女子達からは「さっすが春間くん♡」「付き合って♡」「いや、むしろ結婚して♡」など言いながら詰め寄ってくる。

っていうか一々語尾に♡をつけるんじゃねーよ鬱陶しい。


「では、全ての勇者様達のステータス確認が終わりました。

明日は訓練日程の調査の為皆様はお休みくださいませ。

明後日からは魔王討伐のために座学と訓練を行っていただきます。」


聞いてるだけだとあんまり元の世界と変わりない生活になりそうだ。


「うむ、貴殿らには期待しておる。

是非とも魔王を討伐して、この世界に平和をもたらしてくれ。」


王様は最後にそう締めくくってその場に解散の号令をかけた。


僕たちの異世界冒険が今!始まる!

とりあえず一週間ごとに更新できればなぁ〜とは思っています。

あ、ちなみに僕作家じゃない唯の素人なんで。

趣味全開でこの作品書いてるだけなんで。

拙いところは指摘していただければな〜と思います。

あと、この作品の続きが見たいと思う方は是非作品のいろいろをお願いします。それでは〜

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