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Nの一歩目

作者: まそー

Nは言う。

「みんなにとって、自分の意見を言うっていうのは簡単なのかもしれない。でも僕はそれをするのに20年かかったんだよ。」

Nは彼の家族の前で言った。彼は大学生3年生。就職活動も視野に入れて生活しなければならない。彼は素直で真面目な子であった。

幼稚園の頃から俗に言う空気を読んでしまうような大人からしたら可愛くない子だった。

そんな彼が初めて口にした一つのワガママ。

「僕は小説家になりたいのです。」

彼は小学校、中学校と友達が出来なかった。そのお陰で色々な本を読んだ。学校での唯一の暇つぶしだったのだ。

自分を押し殺す事を辞めたいと何度も思った。結局20年後の今、彼は堂々と自分を出した。

拍手を送りたい。Nに拍手を送りたい。


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