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誰にもバレずに人類の頂点になりました  作者: 足森悠里
第一章
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説明と質問

「さて、いきなりだけどさ、この世界の他に別の世界があるってこと知ってる?」


こいつ、超マイペースだな、って別の世界?七河ちょっと意味わかんない!


「世界って云うのは、僕のような神たちがぽんぽん創っちゃって、たくさんあるんだよ」


へぇ、世界ってそんなにたくさんあるんだなあ


「三分に一個は創れちゃうかなぁ」


簡単すぎるだろ!三分に一個ってあれか、カップラーメンか


「君たちのいる地球の他に、女の子だけが住んでいる世界や、アニメやゲームで作られた世界もあるよ」


え、何それ?超行ってみたいんですけど


「で、君たちに行ってもらいたい世界っていうのが、ちょっと面倒な世界でね、剣と魔法の世界なんだけど」


へぇ、面白そうじゃん剣と魔法の世界



「五年後に、魔王によって滅ぼされちゃうんだよね」


まじっすか


「滅ぼす気はなかったんだけど、魔王の設定が無茶苦茶で、神だけじゃ手に負えなくなっちゃったんだよね」


強っ、魔王強っ、神を凌駕する存在って、強っ


「で、君たちにお願いしたいって訳」


なぜそうなるぅぅぅ、無理じゃん、絶対無理じゃん無理無理ていうか、なぜ俺たちなんだ。アニメやゲームの世界の奴らに頼めよ



「質問よろしいですか?神様」

「どうぞ、六羽さん」


神無が手を挙げた


「なぜ私たちなんですか?私たちより強い人達もいるのでは?」


さすが神無。とても冷静だ。しかも、その事俺も知りたいし


「強いから。正確には、この学校の生徒たちが、他人より上越した力を持っているから」


マジで。俺たちってそんな強いの


「というわけで、これから異世界に行ってもらいます。ちなみに、異世界に行ったら、君たちの存在していた事自体がなかった事になるから、安心していいよ」


ほんっとうにこいつマイペースだな!しかも存在の抹消って、どんだけ凄いんだよ、神。まあ、あんな事があったし、ありえる話だけどね


「それじゃあ、いよいよお待ちかねのステータス発表でぇす」


やっぱりステータスが存在するか。なんだかゲーム見たいだな


「それじゃあ、頭の中で『オープン』って言って」


「……オープン」


すると、頭の中に一枚の半透明の板が表れた


_______________________________________


【文月 七河】

体力150/150

魔力150/150

攻撃力150

防御力120

知力130

魅力10


______________________________________


これって、凄いの?


「異世界の人たちは、大体100ぐらいだから、皆強いんだよ」


へぇ、じゃあ俺ってそこそこ強いんだ

俺は少し嬉しくなった


………………もちろん、魅力には触れない。



「なぁ、どうだった?」

「俺は200ぐらいかな」

「俺、250ぐらいだった」




………え?



「私、知力が200あった!」

「私は防御力が220あったかな」


「俺、攻撃力250だって!」

「僕は魔力が250ぐらいだったよ」


「私、魅力が250だ!!」

「あたしは、280ぐらいかな」




…………マジで。




弱っ、俺弱っ、いや別に弱くないけど、もうちょっとステータスくれたっていいじゃないかぁぁぁ……


「ねぇねえ、七河はどうだった?」


…………三人がやってきた


「せっかくだからさ、皆で見せあおうよ」

「出来るの?」

「何か、出来るらしいよ」

「いや、ちょっ、待っ」

「じゃあ、いっせーの」

「「「せっ」」」



_____________________________________


【如月 二見】

体力200/200

魔力280/280

攻撃力150

防御力240

知力200

魅力300



【睦月 一】

体力280/280

魔力220/220

攻撃力290

防御力210

知力190

魅力310


【六羽 神無】

体力220/220

魔力230/230

攻撃力200

防御力270

知力300

魅力320


______________________________________




チィィィーーーーーーーーートォォォォォォォォォ!!!

お前ら、ほんっとうにチート軍団だな!

全部俺越えてんじゃねぇか!

しかも魅力が300以上あるって、どんだけ凄いんだよ

いいや、もうスゴカッタンデスヨネ。ワカッテイマシタヨ


「なぁ、七河も早く見せろよ」

「そうだよ、七河だけ見せないなんて不公平じゃん」


やだよ。あんなステータス見せられたら、俺のステータス見せられる訳ないじゃん


すると、神無が俺の肩に手を置いてこう言った



「もし見せないんだったら、七河の中学時代の輝かしい過去を皆にばらそうかな」



やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!あんな過去を皆に知られちゃったら七河もうお嫁にいけなくなっちゃう!


「はぁ、分かりましたよ」


俺は仕方なくステータスプレートを見せた


「「「……」」」


ちょっ、その無言止めて!何かだんだん死にたくなってくるから!


「…………七河」

「…………なんだ二見」




「「「ごめんなさい」」」


やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ謝るんじゃねぇぇぇぇぇぇ


「だ、大丈夫だよ、攻撃力私と一緒だし。だから、ね」


それってつまり「七河の攻撃力って女の子並みだね」ってことですよねぇ!


「な、七河は異世界の人たちよりも強いから大丈夫だよ、ね」


この学校では、最底辺でしょうねぇ!


「心配するなよ、俺が守るからさ、な」


言葉の語尾に「ね」とか「な」を付けるのを止めてくれませんかねぇ!?


はぁはぁはぁ……


「それじゃあ、異世界に転送するね」


えっ、早くね!?


「カウントダウン~。5、4……」



体が薄い光に包まれていく


「3……」



迫ってくるカウントダウン。そんな中、俺はある一つの重要な事に気が付いた



「2……」



その事とは……



「1……」



それは……



「行ってらっしゃい~」





……………………レンタルしていたアニメのDVDまだ全部見てねぇや

えーと、それではステータスについて説明を


【体力】

はい、体力です。ゲームだとHPと呼ばれるものです。

体力が0になったら、死にます。

このことをまだ主人公たちは知らないので、いずれ教えます。


【魔力】

魔力です。ゲームだとMPと呼ばれるものです。

魔力を代償にして魔法が使えますが、魔力が0になると吐き気や目眩の症状が発生します。もちろん自然回復します。回復の速度は人それぞれです。


【攻撃力】

攻撃力です。一回攻撃すると与えられるダメージの平均を示しています。


【防御力】

防御力です。敵からのダメージをカットできる割合の大きさを表しています。「100だから○○%カット」的な感じなので、

攻撃力-防御力=ダメージではありません。注意を


【知力】

知力です。本などを読んで理解できる知識の大きさを表しています。


【魅力】

魅力です。人を惹き付ける魅力のことです。


これを読んで少しでも理解できれば幸いです。

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