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NoraGirl  作者: anzy_n
98/106

【 so time number 】



次から次へと浮遊する。


項垂れた一点が気になって仕方がなかった。


4枚切りの分厚めな時間。



荒れた両手を重ねて


唯一となって溶けていく。


そんな長いあっという間。



甘めな横顔が現れたのは最初の1ページ。


箱を開いたら空っぽで。


歌を聴いたら重かった。


それじゃあ浮かばないよ。浮かばないんだ。



手元に残ったのは掻き集めた15ポイント。


さぁ、何に使おうか。


何に使ったら笑えるのだろうか。



そうやって巻き毛の彼女は


右か左か。


いつも首を振ってばかり。


そんな狭間に。


大きな犬は何も残さず逃げて行った。


それは1.2倍速の空回りな時間。



アリンコが持っていった一欠片は


大事な何かを未完成にした。


そんな不揃いな合間で。


シュワシュワと。


ハジけたリンゴは笑う。


誰のために気を抜けばいいのだろうかと。





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