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【 xx.x percent 】
相槌打って
適度に見つめて
マニュアルを開いたかのように
スムーズに出来上がっていく。
狂ったように繰り返して
滅茶苦茶に塗り替えて
滑らかじゃなきゃ嫌だなんて。
ねぇ…贅沢だわ。
裏を見れば
クセなんて一目でわかってしまう。
あちらもこちらも。
同じ辺りが磨り減っているから。
悪知恵を働かせてみても
上手いこと隠し切れないモノなのね。
孤独なカサブタは面倒そうに
隅と隅まで見張り続けているかしら。
義務的に進んで
その場の評価は b ばかり。
でもね。
そんなことはどうだっていいんだ。
過程でしかないって
そう誰かが叫んでいたから。
もういいの。
気紛れにハミングしながら
アタシの頭をノックして。
誰が返事を返した?
満たされているのは33.3 %
深く考えなくていいのに…
難しいことばかり言わないで?
何にもかも要らなくなってしまうじゃない。
そこから飛び出した0 なんて中途半端。
アタシは嫌なのよ。