【¢special-recipe¢】
眠りたいのに眠れない。
アタシのカラダ。
何を嫌がり何に恐れているの?
わからない。
頭が痛くて耳鳴りが響く耳元。
泪が枯れて両目が乾くよ。
ヤサシイ目薬は
アタシの両目を潤そうとしてくれるけれど
ワガママなカラダは受け入れず
馴染まぬままに流れ落ちた。
呆れたいほどの覚えの悪さに
自我は落ち込む寒い夜更け。
賢そうな機械に照らされたって
慰めにも何にもならない。
冷たく鼻唄歌う四角い箱と
ただ現実逃避していたアタシ。
今だっていつだってそうよ。
変われないなんて理由にして
自分は変わらないだけなの。
聞かれる度に分身がそう呟く。
アタシも頷いてしまうよ。
影響は紙一重。
幸福への道しるべでもあって
地獄への落とし穴にもなる。
だから。
気を付けて見極めなきゃ。
こんな冷たい日は
見えない陰でボサボサになった獣達が潜む。
アタシと同じように求めても眠れずにいるんだね。
ベットの上は温かい?
たぶんそうよね。
アタシもそう感じているはず。
きっとね。
でも何か物足りないの。
何処かに隙間があって
熱を奪い黒ずんでいく。
アタシの言いたいのはどう仕様も無い事ばかり。
でも言いたい。
何度も似たような事言うのは
そう思うから。
前言と矛盾している事語るのは
そう感じたから。
昨日いたアタシ。
今日いるアタシ。
明日いたいアタシ。
ミンナ別人よ。
生きて活きる毎日。
そう過ごしたい。
だから。
貴重な思考も忘れないように残しておきたいの。
大事なレシピを描くようにね。