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NoraGirl  作者: anzy_n
69/106

【 asphalt jungle 】





6時きっかりのエンジンは


眠そうに誰かを待っていた。



赤い車は繊細なのね。


小さく震えて脅えていたわ。


彼とは違うのよ。


そんな呟きがアクビして


アスファルトの端っこで寝そべってしまう前に。


鐘を鳴らして


いざ前進。


当ても無く。


果てし無く。


停まるまで


ありのまま。



何だかね。


アタシの矢印が知らぬ間に。


キミの歩みを停めていたみたい。


それはチクチクと


キミの上辺深くに刺さっていたかしら?



欠けたアタシの矢印。


消えた破片は逃亡者。


空白の隙間は傍観者。


すかさず。


合いの手打つのは愛嬌者。



宴後は滑稽で。


酔いどれた地面に足跡はつかない。


ふわりふわりと浮いてしまうから。


このまま何処かへ飛んでいこうか。



そう星空を仰ぎながら


指を突き立て一息吹いてみたんだ。



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