表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
NoraGirl  作者: anzy_n
59/106

【A blue sky under the umbrella】






ワガママなんて言えなくて


無視も出来ない。



辿れば中途半端なアタシ。



まるでお天気雨みたいね。



雨降りでも、お天気でもありたい。



考えれば考えるほど…


誤魔化せないココロの隙間。



埋めていくのは無いモノばかり。



願っても


ねだっても


手元に降ってはこない。



触ってみたくても


show windowみたいな窓が


アタシの目の前を遮る。



両手の指紋に隠れて


見たいモノは朧気に存在していた。



お散歩日和な青空に


ドキドキと揺れる水溜り。



新しい靴が無いのなら


裸足になって歩くことだって出来る。



でもね


アタシは傷付くのが怖いのよ。



きっとそう。



濡れて汚れてしまうかもしれない。



そんな思い込みに踊らされているだけ。



どんな姿になっても


戯れたい願望は変わらない。



それなら…


この距離と、


その瞬間を楽しんでしまえばいい。



後、もう少し。



アタシが変われば…



こんな有耶無耶な気持ちも


いつかは心地好くなるはず。



動き出すことが出来たなら。



その時は…



窓も、指紋も、


何にも気にしないで


泥だらけになりながら…


一緒にお散歩してくれる?




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ