【Heartbeat of an interval】&【The hot sky】
【Heartbeat of an interval】
苛立った空。
感じる前触れも
引きずる余韻も
切なそうに湿っていた。
見とれていたら
気づかないうちに
小さく欠けていた。
少しずつ
少しずつ。
ずれてしまった間隔。
噛み合わなくなった歯車は
何もかも理解できなくて
狂っていたの。
侵食しようと他に目を向ける。
形は変わるのかしら?
濁りを忘れて
静かに沈殿した夜は
とても新鮮で物静かだった。
だから
聞こえてくるモノもある。
それに耳を澄ましていたい。
【The hot sky】
アノ人とはキスをしたくなる。
でもね。
アノ人とのキスは無味な気がしてならない。
だからね。
こってりクリームに電話して。
甘い甘い時間を過ごしてみたい。
あーぁ。
続きが気になって仕方が無いの。
次の一ページを捲ってしまったら
深く深く溺れてしまいそうで怖いんだ。
そんなことはお構いなしに。
甘い水は奥深くに進んで往くの。
ジワジワと真っ赤だった世界が
気が付いたら影だけになっていた。
息苦しいぐらいベタベタな ネガエル時間を過ごせば
肌荒れた明日が来てしまう。
その先の全部なんて
斜めのメガネには見渡せない。
だって。
生きているから。
壊れたリップスティックは。
とろけるように。
壊れたリップスティックは。
歌わない。
ただ。
目移りしたいだけなのよ。