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NoraGirl  作者: anzy_n
43/106

【No.】




浮かび上がって導いて


そんな繰り返し。


アタシの隅々を廻る。


でも


物足りなく感じて見過ごした欠片。



欲望ばかり。


疑いばかり。


淋しさ募り募って


恋しく想い歌うの。



惨めなアタシの肩を撫でる


薄汚れた道化師。


払い除けた掌から


静かに舞い上がるスス。


隠すように握り締めた指先が痛かった。



救われて。救われて。


裏切り生きてきた。


求めるように見つめる瞳。


アタシは逸らしたの。


だって


救えないもの。


触れていたら


アタシのほうが壊れていたよ。


繊細なんかじゃなくて


単純に脆いだけ。



Is it wrong?



確信なんて無いよね。


だから


どうにだって言えて


どうにだって塗り潰せる。


アタシはそう信じているの。


いつかベタベタになって


街中に触れていたいから。


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