【friendly≠rivalry】
欲しているモノは掴めなくて
要らないモノが溜っていく。
風が愛しく感じて明日が怖くなった。
灰色にしか写らない。
そんな視界に
怯える内側は全く光らなくなったの。
気にすれば形無い空がアタシを見ている。
ただ下を向き歩くことだけで
今のアタシには精一杯だった。
単純に目を瞑ることも出来ない。
そう。
苛立ちだけが
まだ立っているとアタシに教えてくれたわ。
無意味に踊るもどかしさ。
頭の中で頑張り屋だった一部は
引っかかって動けない。
アンバランスな足場に慣れていたはずのカラダは
染みた冷たさに震えていたの。
一人ぼっち感じて
上手く歩けない時もあるけれど。
でもね。
今、目に映る見上げた場所が
意地悪だったのかもしれない。
今、歩こうとした道が
不安定だったのかもしれない。
迷って。
迷って。
怖くなって。
誰かに頼りたくなった。
だから。
溢れるように
いっぱいいっぱい話したんだ。
でも。
ミンナはアタシじゃない。
どんなに話しても
ちゃんと伝わる言葉には出来なくて
ミンナ違う方角を指差す。
当たり前だよね。
ミンナ見ている場所は同じじゃなくて
それぞれ進んでいる。
そう思ったら少し楽になったの。
だってね。
ミンナも歩くのは一人だから。
どんなに支えられていても
いつか自分だけの力で
やらなきゃいけない時は絶対に来る。
ミンナばらばらでミンナ同じ。
一人ぼっちも必要な時はある。
自分だけのモノがあるから
それを磨けるようになりたい。
アタシを見つけてくれた人が今度は切磋琢磨。
そんなきっかけに。