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どうでもいいなんて嫌って
投げ出しそうになって
そんな世界に
キミだけはいてくれた。
でもね
真っ暗で見えないんだ。
掴めない闇をただ手探り。
優しく笑っているの?
キミに触れたいよ。
そう何度願っても
ミンナ消えていった。
あの部屋は真っ白で
この部屋は真っ黒で
交わったアノ場所でなら
無二のイメージは見えるはず。
耳の奥に入り込むのは機械音。
触れてくれるようになったのは
いつからだろう。
甘えてくれるの?
それとも
ただ眠りたいだけなのかな。
どっちだっていいんだ。
アタシにとっては
柔らかな毛並みがご褒美だから
揺れる音に合わせて
一緒にダンスをしましょ?