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信疑を問う

作者: 歌川 詩季

「しんぎをとう」です。

 フェアなルールほどトリックの餌食(えじき)

 裏と裏を()りあわせたコインが宙を舞う


 信じる者が馬鹿を見て

 疑う者が救われる

 するにこしたことはねえ用心に

 すり減らした神経はささくれ立って


 もはや美徳じゃない 無謀で愚行

 新たに意味を記すなら

 信じることは疑うことへの怠慢なのか



 ピュアな動機ほどイカサマを選ぶ

 6が1を蹴散らしちゃサイコロとも呼べない


 信じる者が裏切られ

 疑う者が報われる

 しても し足りることはねえ警戒で

 渡りたかった石橋を叩き落とすよ


 いまや定石(じょうせき)たるは 賢明な保留

 新たに位置づけるのなら

 疑うことは信じることより誠実なのか

 せちがらい。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
 いいですね❗  「信じる事は疑うことへの怠慢なのか」  好きですこの表現❗(≧∇≦)b  この詩は信じる者はバカを見ると言う事なのでしょうか。
Yeah! Rock♪  
世知辛い。 信偽を問うという言の葉の御詩を拝見して、全てがこの言葉に集約されて居るようにも感じました。 信じればそれですむ、 それでよい世界にいきたいものですね。 お書きになった言葉をおもい、 そ…
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