表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女の○○がヤバすぎたので全部お任せしました  作者: バンディット
第6章 結婚式プロジェクト
67/68

第6章-EP18 美紀の家庭訪問(パート1)


【涼子からの甘いお誘い】


会社の帰り際。


涼子がにこやかに美紀に声をかけた。


「美紀ちゃん、次の週末って空いてる?よかったら、私の家に遊びに来ない?


一緒に食事でもどうかしら♡」


「え、ええのん!?ウチ、いつも家で本読んだりネット見たりしとるだけなんで、


全然オッケーや!……せやけどこの話、翔太先輩は……?」


涼子はニコッと微笑んだ。


「もちろん知ってるわよ。むしろ、彼が言い出したことなの♡」


——(※なお、この時点では翔太には何も伝えられていない)


「それなら、よろしゅうお願いいたします!楽しみやなぁ〜!!」


===================

【美紀の脳内オーバードライブ】


美紀は胸を高鳴らせながら考えていた。


(よっしゃあああ!翔太先輩の秘密に迫る大チャンス、願ったり叶ったりや!)


(……せやけど、涼子課長、"翔太くんが言い出した"って言っとったな。


ウチの動きに……気づいてる可能性あるんちゃうか?)


(それにな、あの秋葉原での翔太先輩暴走事件——


涼子課長の神対応、あれは並みの経験値やない……)


(翔太先輩のテレキネシスも実在するんやからもしや涼子課長、


異世界転生2〜3周目クリア済みで、


魔王の3体くらい倒してきたとか、そういう世界線なんちゃう!?)


(常識で考えたらあかん!ウチも腹をくくらな!!)


※ちなみに美紀はこの時点で、涼子には絶対に勝てないと、本能で悟っていた。

挿絵(By みてみん)

===================

【一方その頃、自宅の涼子と翔太】


その晩、自宅のソファー。


翔太がテレビを見ていると、涼子が後ろからギューッと抱きついてきた。


「ねえ翔太くん、今週末ね、美紀ちゃんがウチに遊びに来るって」


「えっ、そうなんですね!ウチに人が来るなんて初めてじゃないですか!?」


「うふふ、そうかもねー♡最近美紀ちゃんと仲良くなったから♪」


「え、なんかきっかけあったんですか?」


「んー、特にないよー。美紀ちゃん可愛いし、私と馬が合ったのかな?」


涼子は翔太にさらにギューっと甘える。


「でもね、翔太くん。美紀ちゃん、翔太くんと話すと緊張しちゃうみたいだから、


当日はただニコニコしてればいいのよ♡」


「え、そうなんですか!?(全然そんなふうに見えなかったけど……)」


翔太は不思議そうに首をかしげながら、


これから自分に何が待ち受けているのか、まだ知る由もなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ