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変化した日常


翌日、朝学校へ登校するときいつもと違う雰囲気があった。

それは女の子たちが俺のほうを見てヒソヒソと何かを話していることだった。

俺が女の子のほうを見ると何やらキャアキャア言っている。

……俺なんかおかしなところあるか?


訳のわからないまま俺は学校へつく。

だが廊下を歩いていても周りにいる女の子、すれ違う女の子がみんな俺のほうを見ている。

一体なんなんだ?背中になにか貼ってあるのか?と背中を触ってみるがなにもない。


教室に入り、自分の席につくと隣にいる男友達に声をかけた。


「なぁ、俺ってなんかおかしなところある?」


そう質問するとその男友達は


「いや、いつもと変わらず普通の奴だが?」


……いや普通って。たしかにそうかもしれないが言われて気分がいいものではない。

俺はそのまま周りを見渡した。

教室の中でもチラチラとこちらを見ている子やヒソヒソと話している子がいる。

なんか俺悪いことしたっけ?それとも変な噂とかが流れているとか……

そんなことを考えていると不意に後ろから声をかけられた。


「神崎君、おはよう♪」


後ろを振り返ると一人の女の子。

俺の後ろの席にいる朝倉麻衣(あさくらまい)だった。

髪はショートで少し茶色。性格は明るく、誰とでも仲良くなる。身長は160くらい。

誰が見てもかわいいと思えるほどの容姿をもっていて男子から人気がある。

俺は席が近いのでいままでも何度かしゃべることがあったし、しゃべっていて楽しい。


朝倉は席につくと鞄から教科書などを取り出し始めた。

俺は朝倉に気になっていることを聞いてみた。


「なぁ朝倉。俺ってなんかへんなところあるか?」

「えっ?なんで?」

「いや、朝から女の子が俺のほう見てるからさ……」


すると朝倉から思いもしない返事か返ってきた。


「それはそうでしょ。神崎君かっこいいんだし♪」


……はい?今なんと申しました?

かっこいい?だれが?俺?なんで?そんなこといままで言われたことないよ?


「朝倉、それ冗談か?」

「冗談?なにが?」

「俺がかっこいいって……」

「冗談な訳ないでしょ?誰から見てもかっこいいって思うよ♪」


冗談じゃない?どうなってるんだ?昨日までなにもなかったのに……

ん?昨日?まさか……




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