表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/17

第9話 良く晴れた日は結婚日和

*:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·


   お読みいただきありがとうございました。


  ブクマや評価など頂けますと大変励みになります。


     よろしくお願いいたします。m(_ _)m


*:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·

「うっ……はぁぁぁぁっ」


 妙な声出る原因は、必要のないコルセットを装着しているせいです。


「少し、我慢してくださいね」

「必要がないくらい細いですけれど」

「お式には必要ですので」


「ふっ……はぁい……」


 分かっています、分かっています。


 皆様も笑いをこらえてらっしゃる以上、私もコルセットごとき我慢すべきですよね。


 でも声が出ちゃう。骨に響くんだもの。


「お姉さま、頑張って~」

「綺麗になるのには我慢も必要よ」


 ロザリーとお母さまの無責任な応援を受けながら、頑張ってウエディングドレスを着る私。


 これも経験。


 作家としての取材の一環よぉ~、と、思わねばやっていられない。


 白い結婚なんだからさぁ。サクッとサインだけ済ませて終わろうよォ、サクッとさぁ~。


 と、いうのが本音である。 


 だが、そうは問屋が卸さなかったのです。


 くそバカ大男の言い分によると、


『契約結婚だから。契約の中に結婚式への参加は、含まれているから』


 とのことです。


 が。がががっ。


 侯爵家の結婚式が、こんなに大変だと思わなかったんだよー。


 こちとら由緒正しき貧乏伯爵家の令嬢なんだよぉ~。


 私なんて、イマドキ珍しい勤労令嬢なんだよぉ~。


 こんなに金をかけて盛大にやるのが普通とか、その前提がなかったんだよぉぉぉっ。


『えっ? 結婚式はするでしょ? 社交上、必要だよね?』


 とか言って誤魔化すんじゃないっ。


 くそバカ大男のトーマス・ニコルソン侯爵令息さまを何度か殴ってみたが、


『ちょっと……やめて……くすぐったい……』


 とか言われましたよ。


 マッチョにとっては、私如きの繰り出すへなちょこパンチなど、くすぐってるのと同じなようです。


 ……かぁぁぁっ、ムカつくー!


 そんな怒りのパワーを力に変えて、なんとか結婚式の難局を乗り切ってみたいと思います。

*:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·


   お読みいただきありがとうございました。


  ブクマや評価など頂けますと大変励みになります。


     よろしくお願いいたします。m(_ _)m


*:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·✽:.。..。.:+·゜·

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ