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そして、女神に恋をする  作者: 鯖鯵
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プロローグ

是非読んでってね!

女神、それはこの世界には存在しない空想上の生き物。かくいう俺も、その存在を認知はしていたが、実際には信じていなかった。それは所謂『ファンタジー』に分類され、この現実世界には存在せず、ラノベや漫画などにしか登場しないと思っていた。しかしそれらの常識は今は通用しない。何故なら、俺の目の前にその本物の『女神』がいるのだから。「ようこそ死後の世界へ。あなたは不幸な事にその命を落としてしまったのです」透き通るような声、それを聞いた瞬間俺は、自分の中で何かが動いたような気がした。


平凡。そう平凡だ。いつもと変わらない当たり前の日常、朝7時には目を覚まし、身支度を整え朝食を取り、学校へ行く。学校へ行っては友人達と色々な話題で盛り上がり、授業を受け、家に帰宅しては明日の授業の準備をしゲームや動画を見てはその日を終え眠る。そんな何一つ変わらない毎日。それがこの俺、草薙達哉17歳。勿論彼女はいない。顔はそこそこ、勉強もそこそこなただの一介の高校生だ。趣味は漫画やラノベを読んだり、ゲームをする、俗に言う『オタク』に分類する。今も部屋で漫画を読んでると、

「おいクソ兄貴、風呂に入れってママが。てホントキモイな兄貴の部屋」

この部屋に入るなり暴言の嵐を浴びせにくるのが俺の妹である草薙アヤコだ。容姿端麗、それに加えて成績も学年上位という俺とは似ても似つかない完璧人間である。今は受験を終え、来年には俺と同じ高校に入学する事が決まっている。こいつならもっと上の高校に入れたのに、何で俺と同じなんだよ。それに、中学に入ってから兄に対する扱いが酷くなったなと内心呆れつつも何処か悲しい気持ちになる。小学校のアヤコは「お兄ちゃんと結婚するもん!」といつもベタベタしてたのに...お兄ちゃんは悲しいよ、ホント。

「何人の顔ジロジロ見てんのよキモイんだよ」

はいすいません。

「分かった、今から入るよ」

そう言って俺は自分の部屋を出ていく。身体を洗い、湯船に浸かる。

「はぁ、あいつの性格、日に日に酷くなってないか?まぁこんなオタクな兄貴がいたらあぁなるもんなのか?それにしてもまた明日から学校か〜めんどいな〜」

と浴室の中で一人呟いている。風呂から上がると、リビングで父さんと母さんの話し声が聞こえてきた。

「いや〜本当に母さんはいつも美人だな!こんな人と結婚できて俺は幸せもんだ!」

「私も貴方と結婚できて毎日が幸せです」

と大声で話している家の大黒柱である父 草薙剛と母 草薙咲子だ。この二人、ホントラブラブだな。見てて胸焼けするよ...まぁ慣れたけど。二人がイチャイチャしてるのを耳に入れつつ、寝まぎに着替えてリビングに向かう。

「母さん、風呂上がったよ」

「はーい、それじゃ私も入ろうかな」

それを聞いた父さんの目が獲物を見つけた捕食者の目になったのを、俺は見逃さなかった。

「母さん!一緒に入るか!」

毎日一緒に入ってんじゃん、と内心ツッコミを入れつつ、母さんも満更でも無さそうに顔を赤くしながら「この歳にもなって恥ずかしいですよ!でも、貴方がどうしてもと言うなら...」「恥ずかしがる母さんも本当に可愛いな!今すぐ食べちゃいたいぐらいだ!」

思春期の息子の前でする発言じゃないだろこのエロ親父め。「我が息子よ、明日の学校の準備は終わったのか?」

と部屋に行こうとする俺に声をかけてきた。この人、母さんラブだけどそれと同じぐらいに息子と娘も愛しているだよなぁ、慣れたけど。

「うん、もう終わったよ」

「そうか、ならあまり夜更かしはしないようにな、健康は大事にしろよ!お休み!」

「お休みなさい」

そう言って父さんは母さんと一緒に浴室に入っていった。俺も部屋に戻り、途中だった漫画の続きを読み、時計が夜の0時を回り、床に就く。こうして何事もなく1日が終わりを告げた。こんな毎日がずっと続くと信じて。

読んでくれてありがとう!今後も投稿していくよ多分!

現時点で面白かったら高評価お願い!!

活力なる!

強くなりたくば、喰らえ

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